ガーデニング・園芸/植物の種類と育て方

ガーデニングの一年計画を立てよう!庭を手入れするポイントは?

ガーデニングをする際の計画のコツ・ポイントを解説します。昔から「一年の計は元旦にあり」などといわれますが、一月はガーデニングの年間計画を立てるのにも良い時期。シーズンオンになってから慌てないよう、いまのうちにじっくりと計画を練りましょう!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

植栽計画を立てる絶好の機会

植栽計画を立てる絶好の機会

庭仕事が限られる冬の間はガーデニングの年間計画を立てるのにも良い時期です。ガーデニングシーズンに入ってから慌てないよう、いまのうちにじっくりと計画を練っておきましょう!
   

ガーデニングをするための計画……現状を把握する!

現況図

庭の現況図は必須

今年からガーデニングを始める場合も、すでにガーデニングを楽しんでいる方も、まずは現状を把握することから始めます。現状把握については、ガイド記事「庭づくりとプランニングのヒント」で詳しく述べていますので、ご参照ください。既存の庭がある方は、今ある庭木や多年草などもリストアップして、現況図に書きこんでおきましょう。
 

ハードと植栽を考える

プランの一覧

一年のプランを一覧に

現状把握の作業をしていると、おのずと「この多年草はイマイチだった」とか「この場所は蒸れやすい」など反省点が見えてきます。それと同時に、「ここはこうしたい」とか「今年はアレを植えてみたい」といった願望もわいてくるでしょう。思いついたことは、反省も願望も一度すべて書き出してみます。書き出したものは、構造物やガーデンファニチャーなどハードに関わるものと、庭木や草花といったソフトに関わるものとに分けます。

分類した「今年やりたいこと」を、今度は月毎に振り分けていきます。カレンダーの裏などを利用して12ヶ月分のマスを用意して、そこに「やりたいこと」を付箋で貼りつけていくとわかりやすいでしょう。例えば、5月の連休を利用してウッドデッキを作りたいなら、5月のマスに「ウッドデッキ制作」の付箋を貼るのです。ソフトにあたる植栽も同様に、「〇〇の種を蒔く」とか、「通風の悪い場所の多年草整理する」など、できるだけ具体的にするとよいでしょう。ハードとソフトで付箋の色を分けておくと、よりわかりやすくなります。

このように一覧にしてみると、ここはちょっとオーバーワークじゃない?とか、書きだした草花のリストが一年草ばかりだったなど、バランスの良し悪しが見えてきます。これはあくまでも計画ですが、「やりたいこと」と「できること」を見極め、無理のないように優先順位をつけていきましょう。
   

植栽計画について

植栽

植栽は三角を意識して配置しよう

さて、前項で今年植えたい植物などをいくつかリストアップされたことと思いますが、ここで今一度「現況図」に立ち戻ってみましょう。新しい植物の植え場所は決まっていますか? 既存の庭木や草花とのバランスはどうでしょう。植物を植える際は生長後の株張りや草丈を考慮する必要があるので、現況図を確認して植え場所を吟味しましょう。

また、年間を通して花を絶やさないコツも、この植栽計画にあります。各々の開花時期を掴んでおくと、あいた期間を埋める植物を新たな植栽に加えることができるのです。

植栽計画については、ガイド記事「植栽プランの基本と年間シミュレーション!庭や花壇は計画的に植栽を」、「花壇の作り方の基礎:種類や下準備、栽培計画を立てよう」が参考になると思いますので、ぜひご参照ください。
 

必要なものをリストアップする

ある程度年間計画が固まったら、今年新たに必要となるものをリストアップしましょう。例えばデッキの材料、新しいガーデンアクセサリー、草花の種や苗、庭木の苗木などです。

ハードもソフトも、近頃ではネットで何でも買える時代になりましたが、植物の苗などはできれば自分の目で見て確かめて買いたいものです。シーズンに入ってから買い逃す事のないように、スケジュール帳などにメモしておくと良いですね。
 

一年の作業を確認して

庭

一年中彩りのある庭へ

できあがった今年のガーデニング計画を前にして、早く庭作業に入りたい気分が高まってきたのではないでしょうか。

計画はその通りにこなせれば言うことはありませんが、そうはいかないことも往々にしてあるものです。今年できなかったことは、また来年チャレンジすればよいのです。そうやって積み重ねていくのも、ガーデニングを長く楽しむコツです。プラン作りも、今年より来年と上達していくものです。一歩一歩進んでいきましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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