バンダナデザインは紙のデザインと違う
バンダナはいろいろに使えて便利
バンダナが一番経費がかかったものです。デザインは会員の手になります。大会名、コース図と川越の名所のイラスト数点を中心にアレンジしました。この中に協賛企業のロゴなどを刷り込むつもりでしたが、協賛企業を集めている時間がなくて、協賛企業の広告は無しです。
バンダナのデザイン経験があるわけではないので、適正な文字のサイズや書体がよくわからず、入稿後に再修正したりしてあわてました。文字の最低サイズは20Q、太さはミディアム程度がよいようです(書体が大きくなれば、ボールドやエキストラボールドも使えます)。最初は業者に教えてもらうといいでしょう。
色決めもたいへんでした。デザイン担当者からの色指定はあったのですが、色を指定してもモニターの色とプリンターの色は異なりますし、さらにこれを布に染めるとまた異なります。カラーチップがあれば良かったのですが、ないので、見本の色を出力し、その色見本を持って業者の事務所を訪ね布の色見本と付き合わせて決めました。おかげさまで多くの方からいい色だとおほめの言葉をいただき、残った120枚も大会後一ヶ月も経たずに完売しました。
制作を依頼したのはシフォーネというバンダナ、手ぬぐいなどの専門会社です。
53×53センチの標準的なバンダナサイズで、100枚~単価305円、200枚~250円、300枚~240円、500枚以上は見積り、これに捺染型代が1色につき21000円かかります。さらに1枚ずつOPP袋に入れると1枚につき12円プラス。
納期は40日ぐらい必要とのことでしたが、このときは頼み込んで1ヶ月弱で仕上げていただきました。大会前々日の納品という綱渡りでした。紙への印刷物のようなわけにはいきません。
郷土史に詳しいメンバーが先生役
ガイドの説明にはクイズのヒントが入っているので、皆さん聞くのに熱心
ガイドメンバーの中に石彫家がおり、その方の作品がコース上に展示されているというようなこともあって華を添えました。
ガイド担当者の中には、別途個人的にも2度試走した人もいたし、自分でさらに郷土資料にあたって知識を蓄えた熱心な人もいました。担当となると責任感も芽生えるし、やりがいも感じるのだと思います。
しかし、ガイド役の方には名所の解説だけでなく、参加者のコントロールや交通安全の注意などもしていただかなければならなかったので、ちょっと負担が重すぎたかも知れません。参加者が増えたら、ポイントとなる名所の解説については、市の観光施策として実施しているシルバーボランティア(ボランティア観光ガイド)などのお世話になるなどの方法を考える必要があるかもしれません。
ぞうきんが縫えるミシン能力
横断幕は補強して紐通しのハトメ。ミシンの直線縫いができればOK
近くで見ると文字の縁がきたならしいが…
離れてみると美しい
今回はその方に布を提供していただきましたが、不要になった無地のシャツなどを集めて作れば費用がかかりません。
ミシン技術は、ぞうきんが縫える技術があればOKです。
今回は作りませんでしたが、私は横断幕やノボリを作ったことがあります。
横断幕は布幅いっぱいに使えば、縫うのは端末だけで済むのでそんなに難しくありません。張り紐を付ける孔はハトメです。生地屋さんでハトメ孔空け加工をしてくれるところもあるようです。ハトメ孔空けをしなければ、紐をつけたいところの生地を補強して短い紐を固定で縫いつけ、それに適宜必要な長さの紐を結びつけてもいいでしょう。
横断幕の場合、端末をループにし、そこに棒を通して棒の端に紐を結びつけて引っ張るという方法を見たことがあります。これだと幕がピンと晴れて具合がよさそうでした。
文字は小さければフェルトペンで塗るのが簡単ですが、色むらができないように丁寧にぬらなければなりません。
私が作成したときは大きかったので、布地も塗れる塗料を使いました。しかし、これがなかなか難物で、薄めすぎると生地ににじみすぎ、濃いと塗料が伸びないという具合でキレイに仕上げるのが容易ではありません。それでも間近に見ると、なんだこれはというできなのですが、離れてみるとキレイそのものです。あまり細かいことは気にせず塗るのがいいでしょう。
スタッフの日曜農園の収穫を賞品に
参加者が一同に会した場で盛り上がりが欲しいということで、一番最後にクイズによる川越検定コンテストをおこないました。問題はガイドの解説の中に滑り込ませて、ガイドの説明もよく聞いてもらおうという意図もあります。正解率で順位をつけ、同得点の場合はじゃんけんで決着をつけるという趣向です。
その賞品は、実はスタッフが自宅の農園で育てた川越名物サツマイモをはじめとする野菜。まさに手作りの賞品ですが、今年は夏の暑さのため、野菜の収穫に苦労があったようです。野菜に限りませんが地元の特産品やスタッフの特技を活かした賞品が用意できると大会にも個性がでると思います。
領収書に押した印は消しゴムを彫ったゴム印です。
手作りのしようがなかったのは、ハンドマイク。やはり人が50人以上集まると、肉声だけでは十分に声が届きません。これはスタッフが所属する走友会が持っているハンドマイクを借用しました。今回は自動車を使用しませんでしたが、飛鳥名場合はあるでしょう。