賛助金集めは失敗だったが行動は必要

米粒のような絵柄はランナー。ここに協賛企業のロゴをちりばめるつもりだったが…

米粒のような絵柄はランナー。ここに協賛企業のロゴをちりばめるつもりだったが…

経済的な面では、当初広告収入を予定していましたが、広告を集めている暇がなく、早々に諦めました。もっとも頑張ったところで募集人員100人のイベントに宣伝効果を見出してくれるかどうか疑問です。ただ、イベントの意義を認めてもらい、企業メセナ的発想で賛助していただく途はあると思います。
収支はバンダナの売上で間に合ってしまったので、苦労して賛助を求める必要はないだろうとも考えられるところですが、地元企業にもマラソン大会をPRし巻き込もうというのがこのイベントの趣旨の一つなので、これは十分に意義のあることなのです。集まる集まらないということにはそれほど拘泥する必要がないところが、お金がかからない手作り大会のいいところです。

競技性のある大会の場合は

「小江戸川越ファンランの集い」は競技ではないので、正確に距離を測ったりタイム計測をしたり着順判定をする必要がありませんでした。しかし、競技性のある大会にした場合は、こうしたことは重要になります。

距離測定は、自転車を使用した計測が陸上競技の競技・審判規定にもあり本格的です。
ルール通りには、とてもできないので、できる範囲で行うといいでしょう。自転車に距離計をつけ、距離が正確に分かっているところで調整し、その上でコースを走って測ります。
GPSの利用も考えられますが、GPS値はコーナーで大きく狂います(短く計測)から便宜的なものです。それほど距離に正確さを要しないならば、GPSや自動車、フットポッドなどによる計測でいいと思います。

簡易なタイム測定には、プリンター付きストップウォッチという機械が発売されていますが、それも3万円以上します。もっともいいと思われるのは、ストップウォッチソフトを使用することです。パソコンのファンクションキーがストップウォッチのボタン代わりになってラップやスプリットタイムを記録できます。ランナーのフィニッシュごとにタイムを記録して読み上げ、もう一人がそのランナーのナンバーを読み上げ、さらにもうひとりがそのナンバーを書き留めます。ランナーがまばらで余裕があるときには、ナンバーだけでなくタイムも書き留めておきます。
したがって、決勝審判には最低3人が必要だということになります。
パソコンは電源がないところならたっぷり充電しておいて、途中で切れないように、スリープ機能なども解除しておきましょう。
プリンタは、モバイルプリンタが用意できれば最高ですが、なければ電源を引く、車のバッテリーから変圧して汎用品を使うと言うことになります。

大会会場・入浴について

「小江戸川越ファンランの集い」はちょうど良いところに銭湯があり、ここを会場兼用としました。ご主人が話が分かる方で、営業時間外OK、大会延期で実施日が本来定休日になっても開けてくれるということで助かりました。
銭湯がなくても、最近はスーパー銭湯が各地にできていますし、体育館や競技施設にシャワー施設が付随している場合が多いので、そうしたところをあたると発見できると思います。
今回は別途会場を用意せずに済んでしまったのですが、参加者数が増えるとか近くに入浴施設がない場合などは、会場として使える会議室などが必要になると思います。これは更衣室や荷物置き場として使えます。
公民館や、文化センター、自治会集会所などそうした会議室は案外とあるものです。自治会集会所などは自治体のホームページにも載っていません。自治体のホームページに掲載されているような施設は早くに予約で埋まってしまう傾向がありますので、予約開始についての情報を仕入れておき、開催が決まったら感@圧を入れず予約を。もし埋まってしまっていたらそのエリアの自治会集会所などもあたってみるといいと思います。

どんな種類の大会にする?

大会や競技の種類も環境や目的に合わせて柔軟に考えましょう。

公園などの一周数キロの周回路なら、タイムレースの他に、長時間の時間走(設定した時間内に何周できるかを競う)競走が考えられます。

信号が多いところならファンランが無難でしょう。オリエンテーリング的な要素を加えてゲーム性を高めることも考えられます。

コースの沿道になにもないサイクリングロードなどなら、自己申告タイムレースが面白いと思います。時計を持たずに走り、走る前に申告したタイムに近い順に順位をつけるレースです。誰にも優勝、入賞のチャンスがあります。

最初は手作りから始まり、それが大きく育った大会はたくさんあります。ニューヨークマラソンも、ホノルルマラソンも青梅マラソンもそういう要素を持った大会です。本当によい大会は図らずとも大きく充実した大会に育つと思います。
「小江戸川越ファンランの集い」を振り返って発起人の間で確認したことは、この大会は大きくすることより、参加するのにプレミアムがつくような良い大会にしようということでした。次回の大会開催を楽しみにしています。
そして皆様にも、できる範囲で、集まる仲間で可能な大会を始めてみてください。あちこちに大会ができて呼んだり呼ばれたりする、そんなパーティー感覚の大会も楽しいと思いませんか。


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