北京の下町「元宣武区・元崇文区」
天安門広場の真南に位置する前門大街。1920年代の古い町並みを再現
天壇は明清代の皇帝が天に対して祭祀を行った中国最大の壇廟
現在は前記した東城区、西城区に統合されましたが、このエリアはもともと漢族が集中的に住んでいた「外城」と呼ばれる地域でした。整然と格式ばった「内城」と比べ、道が細く入り組んでいてごちゃごちゃした雰囲気はまさに
北京の下町。ここには整備された胡同(伝統的な路地)ではなく、手付かずの胡同が存在しています。「内城」と密接しているにも関わらず、一歩こちら側に入るとがらりと様相を変える様はなかなかの見もの。
大柵欄。北京の老字号(老舗)ショップがずらりと軒を並べる
商業、娯楽の中心地として発展してきた風格は今も健在で、北京湖広会館や天橋雑技劇場などの京劇や雑技のシアターや、四合院
北京ダックレストラン「
利群」といった昔ながらの美味しい中華レストランが数多くあります。また、書籍、骨董、書道用具で有名な瑠璃廠などの伝統的なショッピングエリアも数多く存在。特に改修工事を経て2008年に生まれ変わったストリート、
前門大街と大柵欄は新たな観光スポットとして注目を集めています。
このエリアも観光旅行の宿泊場所としておすすめ。東城区・西城区と比べ価格がリーズナブルなのも魅力! ノボテルシンキョウペキン、首都大飯店、前門建国飯店などが有名です。
【主な見所】
天壇公園(世界遺産)、北京城東南角楼、牛街礼拝寺、北京大観園、
前門大街、大柵欄、瑠璃廠、紅橋市場、北京湖広会館、天橋雑技劇場
【故宮からの距離】車で約5~30分以内