万物を支配する最高権威“天”を祀る聖地

祈年殿

青くて丸い三重の屋根が象徴的な祈年殿

天壇は天安門や紫禁城と並ぶ北京のランドマーク的な存在。北京の必見スポットとして毎日大勢の観光客で賑わっているわけですが、天壇はただの観光地ではありません。いにしえの皇帝が天と交信をするために、古代中国の宇宙観に基づいて造られた“聖地”なのです。そのため、超常体験ができるいくつかの不思議スポットも存在しています。ここでは基本情報はもちろん、知っておくとちょっと自慢できるマメ知識を含めて、天壇の魅力を一挙ご紹介します!

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天壇公園 1998年、世界遺産に登録
住所:東城区天壇公園
TEL:010-6702-8866
入場:6:00~20:00
建造物入場:3~6月 8:00~16:00、7~10月 8:00~16:30、11~2月 8:00~15:30
料金:4~10月 15元(フリーパス35元)、11~3月 10元(フリーパス30元)
※フリーパスでは斎宮と神楽署は見学不可。別途、斎宮&神楽署チケット10元を購入
アクセス:地下鉄5号線「天壇東門」駅から徒歩1分

北京のパワースポット、「九壇」の筆頭

圜丘壇

圜丘壇をぐるりと囲む塀の門。東西南北4箇所に設置されている

日壇

日壇の門。“壇”はどこも共通した雰囲気がある

北京には明清代の皇帝の祭祀建造物「壇」が9箇所あり、それらを総称して「九壇」と言います。天壇公園はそのうち祈谷壇(祈年壇)と圜丘壇の二つが存在。万物を支配する最高権威である“天”を祀る天壇は、中国最大の祭祀建造物として知られています。

祈谷壇は正月の上辛(最初の辛の日)に皇帝が五穀豊穣を祈った場所。一方の圜丘壇は天を祭る儀式を行った場所で、毎年冬至に皇帝がその年の出来事を天に報告し、豊作を祈る儀式を行いました。現在、天壇公園といえば青い傘のような屋根が特徴的な祈谷壇が有名なのですが、本質的な意味では圜丘壇のほうが格上なのです。

祈谷壇、圜丘壇については後述の見所の紹介で詳しく説明してあります。

>>> 九壇については「北京の聖地・ 九壇」をどうぞ