北京/北京の観光・世界遺産

天壇公園/北京(3ページ目)

天壇は北京の必見スポットとして毎日大勢の人で賑わっているわけですが、天壇はただの観光地ではありません。いにしえの皇帝が天と交信をするために造られた“聖地”なのです。そのため、いくつかの不思議スポットも存在!ここではそんな天壇の魅力を一挙ご紹介します!

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

天壇公園の不思議スポット

望灯竿

圜丘壇の望灯竿。儀式の時はここに巨大な蝋燭を入れた灯篭が掛けられた

天壇公園にはいくつかの不思議な現象の起こる場所があります。そのすべてが音に関する現象なので、観光客の多い時には残念ながら体験することは難しいでしょう。実際に試してみたい場合はオフシーズンの朝一番に行ってトライすることをおすすめします。また、一人では確認できない現象もあるので友人を誘ってお出かけくださいね。

天壇公園の不思議・その壱
「圜丘壇の中心で聞く天からの声」

天心石

天心石の周りはなんとか石に立って記念撮影を!という人たちでいっぱい

圜丘壇の中心には「天心石」という丸い石があり、その上に立って声を出すと、まるで天からの声を聞くように大きなこだまが返ってくると言われています。円形と方形からなる圜丘壇の構造がエコーとなって、そのような現象が生まれるようです。

天壇公園の不思議・その弐
「内緒話が反対側に伝わる回音壁」

回音壁

友人と東西に分かれて声が伝わるかを試してみて!

回音壁とは皇穹宇を囲む円形の塀のことなのですが、その壁に口を近づけて囁くと、60メートル以上も距離のある180度反対側でその声を耳にすることができるとされています。回音壁(エコー・ウオール)という名前通り、音が反響しやすい構造によって起こる現象なようです。

天壇公園の不思議・その参
「反響音の数が異なる三音石」

三音石

北から数えて1枚目、2枚目、3枚目となる

三音石とは皇穹宇殿堂の南正面にある敷石で、北から1番目の石、2番目の石、3番目の石と言います。1番目の敷石の上で手を1回叩くとこだまが1回、2番目の上で1回叩くと2回、3番目の上で1回叩くと3回返ってくるとのこと。これは音が回音壁に屈折反射して起こる現象と言われています。
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