北京のパワースポット! 九壇

天壇

100年前までは庶民は見ることさえ許されなかった聖地

北京には紫禁城を取り囲むように天壇、祈谷壇、地壇、日壇、月壇、社稷壇、先農壇、太歳壇、先蚕壇という9つの祭祀建造物「壇」が存在。それらを総して「九壇」と呼びます。このページでは北京のパワースポット・九壇の、それぞれの役割と現在の様子を紹介していきます。

天壇、地壇、日壇、月壇、社稷壇を総して「五壇」という呼び方もある。

「壇」とは何?

天壇

北京最大のパワースポット、天壇公園の圜丘壇は円形の三層構造

「壇」とは高台になっている祭祀建造物のこと。各壇には天の神や地の神など、それぞれの神が祀られていて、毎年、決められた時期に皇帝(先蚕壇は皇后)が祭事を行いました。

かつて壇は皇家の聖地であり、庶民が立ち入るなど決してできない場所でした。それが清朝滅亡後、九壇はそれぞれ公園や博物館となって一般公開されるようになったのです。近年、九壇の歴史的意義が見直されるようになり、それぞれ改装工事が行われ、新たな観光スポットの一つとして紹介されるようになりつつあります。

それでは各壇の説明に入ります。トップバッターは万物を支配する天帝を祀った最高権威の天壇です。

1.天壇「天を祀った聖地」(現・天壇公園内)

圜丘壇

壇の敷石の数や欄干はすべて天数最大の“9”の倍数になっている

皇穹宇

皇穹宇。圜丘壇で行うための位牌を安置しておく場所

1530年創設。別名・圜丘壇。現在、「天壇」というと、この圜丘壇と次で述べる祈谷壇を含む「天壇公園」を表すので、今は圜丘壇と呼ぶのが一般的です。

皇帝は毎年の冬至にここで天に一年の報告を行い、豊作を祈りました。

 

2.祈谷壇「五穀豊穣を祈った聖地」(現・天壇公園内)

天壇「祈年殿」

祈年殿。独特の円形の建物は釘一本使わずに造られている

祈年殿内部

祈年殿内部。柱の総合系28本は天の28の星座を意味している

1420年創設。別名・祈年殿。北京のランドマーク的存在です。祈谷壇は正月の上辛(最初の辛の日)に皇帝が五穀豊穣を祈った場所で、祈年殿の周囲には、東西配殿、七十二長廊など見所がたくさんあります。

天壇公園は世界遺産(1998年登録)にも認定され、北京を代表する観光スポットであると同時に、太極拳や中国将棋などを楽しむ庶民の憩いの場としても賑わっています。

>>>天壇公園についての詳細は「天壇公園/北京」をどうぞ!

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天壇公園 1998年、世界遺産に登録
住所:東城区天壇公園
TEL:010-6702-8866
入場:6:00~20:00
建造物入場:3~6月 8:00~16:00、7~10月 8:00~16:30、11~2月 8:00~15:30
料金:4~10月 15元(フリーパス35元)、11~3月 10元(フリーパス30元)