3.社稷壇「土地神と五穀神を祈った聖地」(現・中山公園内)

社稷壇

社稷壇は入場料3元だけで見学することができる

中山公園

花と緑溢れる中山公園。ここのチューリップ祭はとても人気

1420年、九壇で一番早く創設されました。社は土地神を、稷は穀物の神を表します。皇帝は毎年、旧暦の2月と8月にここで社稷の儀式を行いました。

社稷壇は四角い三層の台で、壇の上には、五色土と呼ばれる五色の土(中央は黄色、東は青色、南は赤色、西は白色、北は黒色)が敷かれています。

現在、社稷壇は近代中国の政治家・孫文を記念する中山公園の一部として公開されています。公園はやや派手にリニューアルされすぎな感はありますが、ボート乗り場や茶館、キッズランド(児童楽園)などもあり、庶民の憩いの場としても賑わっています。天安門や故宮を訪れた際の休憩スポットとして利用できます。

<DATA>
中山公園 
住所:東城区中華路4号(天安門西側)
TEL:010-6605-5431
入場:4・5月 6:00~20:00、6~8月 6:00~21:00、9・10月 6:00~20:00、11~3月 6:30~19:00
料金:3元(フリーパス5元)、チューリップ祭(4月10日~5月10日)は10元

4.地壇「地を祀った聖地」(現・地壇公園内)

地壇

地壇公園の廟会は有名で、開催期間中は交通規制されるほどの賑わい

地壇

平常時も庶民の憩いの場として多くの人に愛用されている

1530年創設。別名・方澤壇。天円地方の説に基づき、地をかたどった四角い二層構造からなっています。毎年の夏至に皇帝はここで地の神・皇地祗神に五穀豊穣を祈りました。

古代中国の天南地北説に則り、天壇を紫禁城の南東に、地壇を紫禁城の北東に築きました。また、「天は陽、地は陰」という陰陽思想に従い、天壇の石塊や、階段、柱などは奇数(陽数)で構成されているのですが、地壇は偶数(陰数)で構成されているという特徴があります。

現在、地壇は公園として公開されています。対面に北京最大のチベット仏教寺院・雍和宮があるので併せて見学することをおすすめします。また、地壇公園は毎年春節の大イベントである廟会でも有名。その時期に訪れると普段とは違う地壇公園を体験できるでしょう。

<DATA>
地壇公園 
住所:東城区安定門外大街
TEL:010-6421-4657
入場:6:00~21:00
料金:3元

 

5.日壇「太陽を祀った聖地」(現・日壇公園内)

日壇

2011年3月、150年間途絶えていた日壇祭祀(大明神を祀る儀式)が復活した

日壇

日壇公園北門。中心地で無料開放される都会のオアシス的な存在

1530年創設。別名・朝日壇。皇帝は毎年春分の日、ここで太陽の神・大明神を祀っていました。紫禁城の東側に位置します。

公園内にある日壇は2011年5月現在、門が閉ざされ非公開となっています。ただし、門の外側から内部の様子はうかがうことができます。日壇公園は北京の大使館エリアに属することから、周囲にはお洒落なレストランやカフェがたくさんありますし、公園内にも人気のレストランがあります。また、園内にはキッズランド(児童楽園)もあり、家族連れの姿も多く見かけます。

<DATA>
■日壇公園
住所:朝陽区朝陽門外日壇北路6号
TEL:010-6502-1743
入場:5~9月 6:00~22:00、10~4月 6:00~21:00
料金:無料

 

6.月壇「月を祀った聖地」(現・月壇公園内)

月壇

テレビの放送塔が建てられてしまい現在非公開の月壇

月壇

園内には休憩所などもあり、まったりとした時間を楽しめる

1530年創設。別名・夕月壇。月壇は月の神を祀るとともに、月に従う火星、水星、木星、金星など、すべての星を祀る場所でした。皇帝は毎年秋分の日、ここで月の神を祀っていました。前記の日壇に対するように紫禁城の西側に位置します。

現在、月壇にはテレビの放送塔が建ってしまっていて、一般公開されておらず、公園内部から外観を眺めることしかできません。そのため魅力は半減してしまっていて、時間を割いてわざわざ観にいくほどの価値は感じられません。ただし、内部は緑溢れ、季節の花がふんだんに咲いていて、公園としては十分に楽しむことができます。近くを訪れた際に、休憩所として入園してみてはいかがでしょうか。

<DATA>
■月壇公園
住所:西城区月壇北街甲6
TEL:010-6802-0940
入場:6:00~21:00
料金:1元