リース型シュトーレン
ドイツのクリスマスの伝統的なお菓子。今は日本でもクリスマスが近くなるとパン屋さんなどで売られていますね。バターやフルーツ、ナッツ類がたっぷり練りこんであるリッチなパン! 是非一度クリスマスに、手作りのシュトーレンをお楽しみ下さい。
リース型シュトーレンの材料(リング型(16センチ)1つ分)
リース型シュトーレンの作り方・手順
下準備
1:副材料を揃える
生地に加える材料を揃え、くるみは事前に170度のオーブンで5分ほどローストして冷ましておく。
生地をこねる
2:ボウルに材料を入れ、混ぜる
ボウルに強力粉、イースト、砂糖、塩、を入れざっくりと混ぜます。この時、塩とイーストは隣接しないように気をつけましょう。
3:仕込み水を加える
仕込み水(=牛乳、卵、水)を加え、更に混ぜていきます。
4:こねる
粉類と仕込み水がある程度まとまったら生地を台に出し、こねていきます。両手を交互に動かし、体重をかけて、前後に押す出すようにこねていきます。2分を目安にしてください。
5:油脂を加える
生地を少し広げ、そこにバターを置き、包み込むように練りこんでいきます。バターが馴染むように引き続きにこねます。
6:洋酒漬けのフルーツを加える
バターが馴染んだら生地を少し広げ、そこに洋酒漬けのミックスフルーツ、オレンジスライスを置き、バターと同じように練りこんでいきます。
7:ナッツ類を加える
フルーツが馴染んだら生地を少し広げ、そこにアーモンドスライス、クルミを置き、引き続き同じように練りこんでいきます。
8:さらにこねる
【4】【5】【6】の工程を5分~6分程度で行いましょう。副材料が多いので、生地が扱い難いですが、カートで生地を集めながらこねると作業がしやすくなります。
9:叩きつけをする
こね終わったら、台に数回叩きつけます。力を入れず、手首のスナップを利用して叩きつけ、手前から向こうに折り込みます。それを数回繰り返し、生地の表面を滑らかに整えます。
10:グルテンチェックをする
十分こねられたかを確認するにはグルテンチェックをします。
11:生地を丸める
生地を丸めて発酵に入ります。
一次発酵
12:一次発酵をする
薄く油脂を塗ったボウルに生地を入れ、ラップをして一次発酵をします。35度で40分程度を目安に生地が2倍に膨らむまで発酵させます。
13:発酵完了
生地が約2倍の大きさになったら、フィンガーテストをします。指の跡がそのまま残れば発酵完了です。
分割・丸め
14:分割をする
発酵完了した生地を計量し、7個に分割します。
その際、スケッパーで生地をいためないように気をつけましょう。
その際、スケッパーで生地をいためないように気をつけましょう。
15:生地を折る
生地を二つに折り、綴じ目を上にして自分に垂直に置きます。この綴じ目を隠すようにもう一度手前から二つ折りにします。これを数回繰り返し、表面をきれいに整えていきます。
16:生地を丸める
片手で生地を軽く握り、クルクルと円を書くように左回りに手を動かし、生地を丸めていきます。その際、綴じ目が必ず下になるよう気をつけましょう。
ベンチタイム
17:生地を休ませる
大き目のタッパなどに布を敷き、丸めた生地を置いて15分程度休ませます。乾燥しないように気をつけましょう。
成形
18:生地を折り成形する
生地を取り出し、表面のきれいな面を下して置きます。生地を軽く手で押さえ平らにして生地を四つ折りにします。
19:生地を丸める
生地に両手の指先を当て、そのまま手前に優しく引き、「引き丸め」をします。90度向きを変え同じようにし、更にこれを2~3回繰り返して生地を丸めていきます。仕上げに片手で生地を軽く握り、クルクルと円を書くように左回りに手を動かし、生地を丸めていきます。
7個全て同じ力加減で行うことで、丸の大きさが統一されます。仕上発酵
20:型に入れ、発酵させる
7個全て同じように丸めたら、油を塗った型に入れ、発酵させます。発酵は、ビニール袋に入れたり、フワッとラップをかけたりして乾燥を防ぎましょう。35度で35分~40分を目安に行います。
21:発酵完了
型から、生地の頭が出るくらいのところで発酵完了です。
焼成
22:焼成をする
170度に予熱をしたオーブンに生地を入れて焼成します。ガスオーブンの場合、170度で焼成時間は25分が目安です。
23:網の上で冷ます
焼きあがったら素早くオーブンから出し、型をはずし、網の上で冷まします。
仕上げ
24:ジャムを塗る
レンジで温めたあんず(アプリコット)ジャムを刷毛で塗ります。
25:粉糖をかける
生地全体が冷めてから、粉糖をまんべんなくかけます。
26:出来上がり
クリスマスらしいピックなどを添えれば完成です!
ガイドのワンポイントアドバイス
生地をこねる際、具をたくさん練りこむのでこね難いかと思いますが、叩き付けをすることで生地がまとまってきますので、頑張ってこねましょう! また成型の際、焼成後の1つ1つの丸の大きさを統一させるためにも、引き丸めの回数などを統一して作業を行うと良いでしょう。仕上げで使う粉糖は溶けないものを使用すると「白(=雪)」が残って可愛く仕上がります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。