中心部では単身者向き中古中心、
鶯谷町では小規模新築物件も

渋谷駅西口
渋谷駅西口、国道246を渡ったあたりが桜丘町になる
では、実際の物件を見ていきましょう。まずは駅から徒歩5分~6分の中心部。基本的に新築物件はありません。買うとしても、借りるとしても、築年数の経った物件が大半となり、売買物件では築30年以上も少なくありません。中古マンションで最近、供給が多いのは中心部と国道246号を挟んだ桜丘町。246号沿いは飲食店などが密集していますが、坂の上には古いマンションが多く、築30年ほどの単身者向き1LDKなどであれば、2,000万円前半から手に入ります。ワンルームなら1,000万円後半から。ファミリー向き物件はあまり供給されていません。


また、この地域では賃貸も意外に豊富。古くて、小さい7万円台のワンルームのほか、最近では20万円以上の高額物件も登場。予算に合わせて選択できるようになってきています。

鶯谷町の建築現場
桜丘町と鶯谷町の間には小さな商店街があり、開発されているのはその周辺
今後、築年数の浅い物件、あるいは比較的手ごろな新築物件供給の可能性があるのが、桜丘町から坂を下った鶯谷町。面白いことに、ここも坂の下になります。ちょうど、2つの町の境にある道沿いではここのところ、建設ラッシュが続いており、今も空き地が点在。あまり戸数の大きな物件は出ないでしょうが、30戸から50戸程度の物件なら可能性が高そうです。


お屋敷街では建設ラッシュ、
将来的に期待できるのは神泉周辺

南平台の工事現場
桜丘より池尻寄りの南平台町では大型マンションが建設中。この敷地全部がかつて一戸のお屋敷だった
もうひとつ、それ以外のお屋敷街の状況を見てみましょう。ここでも実はマンションの建設ラッシュが始まっています。ひとつは東急本店裏の神山町。山手通りに抜ける道沿いでは向かい合って2軒の建設が始まろうとしていますし、その手前にも大きな空き地が。また、もう1カ所、桜丘町よりも少し池尻寄りの南平台でも大型物件の建設が始まっています。これらは地価が高い場所の上、100m2を超すような間取りも予定されているため、1億オーバーは当然、数億以上の部屋も登場するかもしれません。


松涛の工事現場
空き地、建設中の目立つ神山町。道の両脇でマンション建設が進む
これらのお屋敷街では売りに出ている土地も目につきますが、こちらもやはり、予算は億単位。一般の人には残念ながら、無理ですね。


道路予定地
旧山手通りから東急本店横を結ぶ道路の計画予定地。現在は小規模な商店などが並ぶ
さて、最後にもうひとつ、これから注目したい地域を。それは駅でいえば、京王井の頭線神泉駅に近い、神泉町。渋谷からだと10分以上の場所になりますが、現在は一歩入ると、小規模な一戸建てなどが密集する地域です。この神泉町と松涛を分けている通りは、東急本店横から山手通りに抜ける道。ここを拡幅する計画が現在進んでおり、完成すれば、この地域の利便性はぐんとアップします。当然、建替えなども期待できるのではないかと思われるのです。もちろん、まだまだ、時間はかかりますが、長い目で注目しておきたいものです。

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