冷房が発達している現代。自律神経の不調を起こす原因にもなっている
五行・五臓で見る夏の特徴
気温がぐんぐん上がり、陽気がピークを迎える夏。薬膳では、夏の性質は“炎熱”といい、高温になる外気の特徴を指すだけでなく、カラダや心に起こる変化をも表しています。具体的には、体内にこもった熱を発散させるために汗をかいたり、ノドが乾いたり、熱がカラダの上部に行くのでイライラしたり、不眠になったり、胸悶感を覚えたりします。
万物を5つのエレメントに分けて考える五行では、夏の五臓は“心”(しん)。心の機能が活発になるので、めまいや動悸、熱射病などに注意が必要です。