情報の信頼性をしっかり見極めよう
いつもは元気なママでも、母乳を与えている期間に心身の不調が起こる場合もあります。これはガイドや母乳育児をしているママたちの経験談ですが、医療の専門家でも、母乳と医療の知識が十分でない場合もあるようです。最悪な場合は、既に医療処置を行ったあとに、「あっ母乳をあげているのですか…。念のためしばらく母乳は避けて下さい」など、非情な事を言われることもあるようです。しかし、母乳と医療に精通している医師などに診てもらうと、母乳への影響が少ない薬を処方したり、”念のため避ける”のではなく、きちんとリスクと利益を理解した上で、服薬・治療中でも母乳を続けることを勧めることもよくあります。ママ自身がしっかり情報の信頼性を見極めることも大切です。母乳だけで大丈夫?
母乳を飲んでいる赤ちゃんに、特別な栄養剤は必要ありませんが、母親が肉や乳製品をほとんど食べない場合はビタミンB12の欠乏、赤ちゃんが日光浴をしない場合はビタミンDの欠乏のリスクがあります。赤ちゃんが6ヶ月を過ぎると、母乳だけは鉄をはじめとする栄養素が不足するので離乳食の開始が必要です。母乳が足りない…
母乳は優れた栄養源ですが、ママの疲労、病気、ストレス、一部の薬、過労、ママの低栄養、喫煙などにより、十分なミルクを作れない場合もあります。こういった問題がある場合は、1人で抱え込まないで、経験豊富な専門家や周りの人のサポートを求める必要があります。(注)健康に問題のない正期産児を想定したものです。気になることがある場合は必ず専門家に相談して下さい。また、この記事では母乳の利点を書きましたが、育児用ミルクの使用を否定している訳ではありません。