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アトピーの原因・悪化の環境因子
ちょっと長いですが、アトピーに悪影響を与えてしまう悪化因子をまずはおさらいしてしまいましょう。■カビ(アルテルナリア・クラドスポリウム)
アルテルナリアは、空気にいるカビの1つ、クラドスポリウムは、浴室などにみられる黒カビの1つです。このカビに対する反応が血液中にある人(カビに対するIgEの高い人)は喘息・湿疹・鼻炎の合併が多いのです(Taniqらの報告(Clin Exp Allergy 1996年))。そのために、カビを減らすことはアレルギーやアトピーをよくします。梅雨に向けてのカビ対策にも減らす方法を説明しています。
カビの胞子の大きさ 2μm
■花粉
花粉症の原因である花粉は、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎を起こします。さらに、アトピーや喘息の悪化因子です。花粉症の原因(カレンダー)で挙げられている様々な花粉が飛んでいます。
花粉の大きさ 20-30μm
■タバコ
タバコの吸っている人の近くで子供で、つまり受動喫煙で、尿のニコチンの高い子供にアトピーが多いと言われています(Kraemerらの報告(Br J Dermatol 2004年))。アトピーにも一利なし? 禁煙のススメで説明したように、禁煙はした方がいいでしょう。
■二酸化炭素と二酸化硫黄
交通の多い場所で多く発生する気体で、気道の反応性を高め、喘息を発症しやすくします。二酸化炭素は、料理の調理でも発生します。一部の車から発生するディーゼル粒子は、IgEを作りやすくすると言われていますので、このよう有害な微粒子を除くことも重要です。マウスの実験で、ディーゼル粒子は、他にも胎児に影響し、自閉症との関連も言われています(環境について)。
■室内化学汚染物質
ホルムアルデヒドに代表される化学汚染物質はシックハウス症候群の原因でもあり、喘息の原因であります。家が原因?「シックハウス症候群」でも説明しておりますが、家の中には様々な化学物質が使われています。最近はホルムアルデヒドは少なくなったとはいえ、室内化学汚染物質はアレルギーの原因・悪化因子になります。
■細菌
アトピーの合併症である伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)の原因は、細菌、特にブドウ球菌です。
ブドウ球菌の大きさ 0.9μm
■ダニ・ホコリ
いうまでもなく、喘息、アレルギー性鼻炎、アトピーの悪化因子です。そのダニ・ホコリが多くなるペットにも注意は必要です。梅雨に向けてのダニ対策・梅雨でもアトピーを吹き飛ばそう!でダニ対策は必要です。
ヒョウヒダニの大きさ 200-400μm
コナダニの大きさ 300-600μm
■黄砂
有害物質を運ぶ砂……黄砂の成分に注意!と黄砂が飛ぶと、アレルギーが悪化!?で説明しました黄砂、その特性でアトピーとアレルギーを悪化させます。
黄砂の大きさ 0.5~5μm
何より、頻回に掃除する家庭にアトピーは少ないという報告があります。(NcNallyらの報告(Br J Dermatol 2001年))
ダニを効果的に家から除いてくれるのが、クリーナー・掃除機です。さらに、空気中のダニ・ホコリだけでなく、カビ・花粉の粒子を除き、空気をきれいにしてくれる掃除機が出現したのです。
次のページでは、気になる空間清浄クリーナーの性能について調べてみました!