「蓮子と金針菜の養心安神スープ」。蓮子のホクホク、金針菜のシャキシャキ、長芋のサクサク感がたまりません! |
■オススメしたいタイプ:やる気がおきない、なかなか寝付けない、夢が多い、めまいがする、忘れっぽい、食欲が出ないなど
■本格薬膳度:★★★★★
【 INDEX 】
身体を癒す、薬膳食材たち
まずは、薬膳でよく使われるリラックス&安眠にいい食材(乾物)を、ご紹介しましょう!■蓮子(れんし)
スイレン科、ハスの成熟した種子。消化機能をコントロールし、心を落ち着かせ、イライラを取り除く働きがあるとされる生薬。寝汗を止める作用も。なお、蓮子の芯も生薬で、高血圧の予防にも使われる(ちょっと苦いのがいかにも効きそう)。柔らかく蒸した後、スープ、お粥、デザートなどに。
■金針菜(きんしんさい)
ユリ科、シナカンソウなどの花つぼみ。余分な熱をとり、精神の緊張をほぐし、ストレスを取り除く効果がある。ほうれん草の20倍の鉄分があり、貧血さんにはぜひ! よく洗って水で戻してから使う(戻し汁にも栄養があるので、捨てないで)。キンピラなどの炒め物や、煮込んでスープなどに。
■百合(びゃくごう)
ユリ科、ヤマユリなどの球根。精神を安定させ、ストレスを感じていたり、それによって眠れなくなっているようなタイプにおすすめ。日本では鱗茎が重なった生の状態の百合根が冬に出回るが、乾燥タイプ(写真)も。どちらも煮たり蒸すとほっくりとして、茶碗蒸しやスープ、揚げても美味しい。
それでは、次のページでお待ちかねの「安眠スープレシピ」をご紹介!
ちなみに、取り上げた食材は、中華街や中華食材のネットショップで販売しています。手に入らない場合の代用食材についても次のページで!