「カニと柿」「生姜と黒砂糖」の関係は…?「梨」と「ゆり根」はともに肺を潤し、咳を鎮める作用がある作用を高める組み合わせや禁忌の配合などをご紹介しましたが、具体的な食材や薬物を例にあげてみましょう。■単行高麗人参のみの「独参湯」は、1味でエネルギーや血液を補い、元気をつける。■相須「梨」と「ゆり根」はともに肺に作用し、咳や痰にいい。性能がどちらも強くない場合によく用いられ、薬膳でもつくりやすい例。■相使「生姜」に「黒砂糖」を加えると、黒砂糖が生姜のカラダを温め、寒さを散らす作用をより一層高めることができる。■相畏や相殺 日本では刺身がいい例。「刺身」に「生姜」や「シソ」を添えるが、これは生魚の毒を薬味が取ってくれる。身体を冷やす作用も少なくなる。■相悪「高麗人参」と「大根」。高麗人参は「補気」といって、元気を補うものだが、大根は「下気」といって、せっかく補った気を留めることができない。■相反「カニ」と「柿」。両方ともカラダを冷やす食材で、一緒に食べるとお腹をこわす可能性もある。同じような作用に「牛乳と生魚」や「カニと牡蠣」がある。「相悪」は組み合わせる材料の量をうまく加味すれば、「相使」になる場合もあります。食材や薬物のもつ作用をよく理解して、バランスよく配合することが漢方であり、これにより副作用を起こしにくくするというメリットもあるのですね。ちなみに、記事の補足や漢方のマメ知識をご紹介しているガイドメルマガも好評です。ぜひご登録くださいね(登録は無料)♪最近の漢方人気記事ベスト51. 5分でカンタン!風邪対策の本格薬膳スープ 2. 漢方薬の誤解! 葛根湯の正しい飲み方は? 3. 生まれた年でわかる?!体質&性格&病気 4.漢方医はどこにいる? 初心者の漢方医探し5.ウンチでわかる?!冷え・のぼせ・暴飲暴食前のページへ12※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。免責事項