「この夏は台湾へ行きたいわん」ということで、見聞を広めに台北へ足を伸ばしてきた漢方ガイドの特別レポート第2弾! 今回は台湾人の台所事情が真っ先にわかる夜市B級グルメと、茶葉を使った料理で有名なアジアンカフェをご紹介します。あなたはどちらの味がお好きかしら……? ということで、さっそく参りましょう!

【 INDEX 】
・まずは夜市で庶民の味を食べ漁る⇒ p.1
・オシャレな茶葉料理で優雅なひと時⇒ p.2

生活に密着する薬膳の宝庫「夜市」

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「緑豆愛玉」は自然な緑豆の味を生かした、夏にぴったりのジュース
台湾には夜市がたくさんあるのですが、ガイドが訪れた「士林夜市」(スーリンイエスー)は台北でも最大級&歴史のある夜市。夕方から繰り出し、さっそく喉が渇いたガイドは、まず屋台で「緑豆愛玉」(リートゥオーギョーチィ)を注文しました。

緑豆は中国ではお馴染みの夏バテ解消食材なんですが、皆さんには春雨やもやしの原料といえばおわかりでしょうか。甘く煮た緑豆とクワ科の植物の種である、ゲル状の愛玉を合わせたドリンクで涼をとったら、お次はジュージューと音のなる方へ……。

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台湾屋台の名物といえば「?仔煎」。ひとつ150円くらい
鉄板から湯気が上がっているのは、?仔煎(オーアーチェン)という、牡蠣入りお好み焼き。小ぶりの牡蠣を焼いた上に、溶き卵やキャベツ、片栗粉などでとじ、甘辛のたれをつけて食べます。牡蠣以外にも海老の入った蝦仁煎(シャーレンチェン)や、豚バラを甘じょっぱく煮込んだどんぶり飯のような魯肉飯(ルーロウファン)もありましたが、パフォーマンス度からいうと、やはり?仔煎が一番かしら。

台湾でよく見かけるのが、南国のフルーツ屋台。日本ではあまり見かけない色とりどりの果実が、ひとつから買うことができます。

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仏手柑の英名は「フィンガード・シトロン」
ここで見つけたのが白い苦瓜と仏手柑(ブッシュカン)。台湾ではよく白い苦瓜を見つけますが、サラダやジュースにすることが多いそうです。なお、仏手柑はその字の通り、仏の手のような形をしたミカン科の果物です。乾燥したそれは生薬だと知っていたのですが、実物を見るのはわたしも初めてで、心の中で小躍りしていました。形がグロテスクなので買うのを躊躇いそうですが……。

グロいものつながりというわけでもないのですが、またまた珍しいものを見つけたので、すかさずシャッターを押したのがこれです。
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欲している人はその部分が弱まっている証拠?!
右端がアヒルの舌。その隣が心臓です。他にも、豚の血ともち米をあわせて固めた豆腐のようなものも並んでいました。

漢方でも、カラダの足りない機能を動物の同じもので補うことを「似臓補臓」(イゾウホゾウ)といいますが、コリコリ系の舌や心臓は、好きな人は病みつきになるそう。見た目よりイケル味なので、台湾屋台へ遊びに行った際には、是非トライしてみてはいかがでしょうか。もちろんお腹をすかせて行く事、必須です!


【緑豆】 熱を下げ、喉の渇きをとる。解毒作用もあり、皮膚の化膿症にもいい。
【牡蠣】 ほてりやのぼせに良く、血液を増やす働きもある。牡蠣の殻は精神安定の生薬。
【仏手柑】 滞った気をスムーズにさせるので、わきの張ったような痛みや、食欲不振にもいい。


食欲を刺激する夜市のパワーに圧倒されつつも、次のページではちょっとオシャレなカフェの茶葉料理をご堪能ください!