マーケティング/マーケティング事例

激安自販機、缶コーヒー10円のカラクリ

なんと、缶コーヒーを1本10円で販売している激安自動販売機があります。通常120円以上する缶コーヒーが、なぜ10円で売られているのか? また、10円で販売して利益は出るのか? 激安自販機のカラクリに迫ります!

安部 徹也

安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶ ガイド

MBA Solution代表。講演や書籍執筆、メディア出演など多方面で活躍。主宰する『ビジネスパーソン最強化プロジェクト』は2万5千人以上のビジネスパーソンが学ぶ。

プロフィール詳細執筆記事一覧

あなたの近くにもある?激安自動販売機

缶コーヒー1本10円!激安自販機
缶コーヒーを1本10円で販売する自販機があるって本当?(画像はイメージです)
2007年3月27日の読売新聞朝刊社会面に非常に興味深い記事が掲載されていました。それはなんと缶コーヒーが1本10円で売られている自動販売機が大阪に設置されているというもの。缶コーヒーは通常価格であれば120円程度はしますから、10円、しかも値引きのない通常価格が当たり前の自動販売機で売られているというのは非常に驚きです。加えて、この自動販売機では10円の缶コーヒーを筆頭に30円、50円、80円と将に激安自動販売機として、他にも何種類かの缶ジュースを販売しています。

さらに驚くことに、調べてみるとこのような激安自動販売機は何もこの1台だけでなく、全国になんと3万台以上設置されているとのこと。そういえばドライブの途中、道路沿いに1本10円とまではいかなくても、1本100円程度まで値引きをした自動販売機は見かけることはよくありますので、この数字には納得します。

それではなぜ通常120円する缶コーヒーが、10円で販売できるのでしょうか? 缶コーヒーを1本10円で販売して、果たして利益は出るのでしょうか? この激安価格の裏には、やはりマーケティングのカラクリがあったのです!

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます