マーケティング/マーケティング事例

意外!こんなところに広告って?(2ページ目)

最近では至る所に広告が溢れ、自社製品を消費者に知らせることが難しくなってきました。このような広告戦国時代の中で「えっ? こんなところに広告が!」と思うようなユニークな方法で、効果を高める広告があります。今回は、そんな最新の広告戦略に迫ります!

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

えっ、こんなところに広告が?(日本編)

まずは日本の事例から見ていきましょう。

駅前で配るチラシや新規の営業先で渡す会社説明書、またはイベント会場で配布するパンフレットなどは、その多くが読まれることなくゴミ箱に直行するケースが大半です。そこで企業側はすぐに捨てられずにお客様に確実に見ていただく割合を高めるために、ホッチキスで飴などを留めて関心を引く方法などを採用してきました。

アドガム
ガムの表面に広告を印刷!決して捨てられない広告、アドガム。
お客の関心を引く方法をさらにバージョンアップさせた方法が、ガムの表面に会社名や広告、伝えたいメッセージを印刷して、チラシやパンフレットと共に手渡すプロモーション。このガムは“アドガム”と呼ばれ、株式会社ウィーブが提供するユニークなプロモーション手法です。アドガムは3.2cm四方のチューイングガムの表面にオリジナルのメッセージを印刷してプロモーションを行うことが可能になっています。これまで表面に広告があるガムというのを手にしたことのない人が多いため、お客様に与えるインパクトは十分と言えるでしょう。

アドガムは食べ物ですから捨てられる可能性は低いですし、商談の前に名刺と共に渡せば珍しさも手伝って、アドガムの話題から和やかな雰囲気で始められるという副次効果も期待できそうです。また、飲食関係の店など会計時に飴やガムを配っている店は、表面に自社の広告を載せたガムを渡すことによって顧客に自店を印象付け、他店との差別化を図ることも可能になるのではないでしょうか。

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