マーケティング/マーケティング事例

意外!こんなところに広告って?

最近では至る所に広告が溢れ、自社製品を消費者に知らせることが難しくなってきました。このような広告戦国時代の中で「えっ? こんなところに広告が!」と思うようなユニークな方法で、効果を高める広告があります。今回は、そんな最新の広告戦略に迫ります!

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

巷に溢れる広告!広告効果は段々と低下……

ユニークな広告戦略
世の中は広告だらけ!どうやって自社の製品をアピールすればいいのか?
現代は情報化社会。みなさんも毎日、いえ、毎分、毎秒と言っていいくらいの情報の洪水に流されているのではないでしょうか。数多く触れる情報の中でも、特に多いのが企業の商品やサービスに関する広告です。

自社の商品やサービスを知らせる広告や宣伝は、企業にとっては重要な生命線。世の中に溢れんばかりの商品やサービスが存在する現代では、いかに顧客に購入してもらうかを考える前に、いかにその存在を知ってもらうかが重要な役割を果たします。そこで企業はテレビCMや新聞広告、チラシなど様々な媒体を利用して自社の商品やサービスをプロモーションしていきます。しかし、多くの企業が同じことを考えているために、なかなか目立ったプロモーション活動を行うことも難しくなってきました。

加えて、既存のプロモーション手法において近年様々な問題点が浮かび上がってきています。テレビCMではHDDレコーダーの普及により、CMをスキップしてテレビ番組を見る視聴者が増加。そのため、億単位の莫大な費用をかけて行うテレビCMは、以前に比べその効果が疑問視されるようになりました。

また、情報のインプット量が格段に増加し情報処理に忙しくなった現代人は、新聞広告では広告とわかれば読み飛ばす可能性も高くなりました。新聞に折り込まれるチラシも曜日によっては新聞本体よりも分厚いことあり、全く読者の目に触れることなく、ゴミ箱に直行することも珍しくありません。運良く読者の目に留まったとしても、数秒さっと目を通すだけでは自社の商品やサービスのよさをアピールするのは難しいと言わざるを得ません。

企業は、これら費用対効果の低くなってきたプロモーション手法に代わる新しい方法を模索していますが、なかなか妙案が思いつかないというのが現状ではないでしょうか。誰もが利用していない方法で自社の商品やサービスを宣伝できれば、多くの消費者に広告が新鮮に映り効果が期待できるのですが……。

今回は、このような思いもよらない方法でプロモーション活動を行う方法をお伝えしていきます。それでは「えっ、こんなところに広告が?」という意外なプロモーション戦術を見ていくことにしましょう。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます