コミュニケーションの違い

IT産業の成長、特にインターネットの普及は、グローバルな情報の伝達を身近なものにしてくれた。このような中で必要性が大きくなっているのがコミュニケーション力である。各国の間には文化や宗教といった、お互いに相手を理解するための敷居があるが、それと共に、個人一人一人にも理解すべき特徴の違いがある。

男女の違いになるとこれは大きなものをもっている。恋人どうしや夫婦間でもこのギャップはなかなか理解されないできている。それもそのはずである。脳の構造からくる思考のパターン、会話のパターンが違うのである。

女同士の会話は、どんどん展開する。話が別な方向にいっても、脈略のない方向に跳んでも行き詰ることはない。何かを討論したりお互いの知識を披露するわけでもなく、言葉のやり取りが重要であり、結論を必要としないのである。これは複数の物事を同時に処理できる能力とも合い通づる。

話を聞かない男、地図が読めない女

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ところが男の場合は趣が異なっている。何のための会話かが認識される必要があり、会話から何か得るものが期待される。結論がでなければ時間を無駄にしたと感じてしまうのだ。

「話をきかない男、地図が読めない女」という本が以前話題になった。男と女は脳が大きく違っていて、生まれつき違う行動をするという。男は地図を見て立体的に位置関係を把握できるが、女は地図をひっくり返してじゃないと位置関係を把握できないといった感じで、男と女の習性の違いをわかりやすく説明している。思わず頬を緩めながらうなずいてしまう部分がある。
この違いは次ページのように脳科学の研究で見えてきた。