ビジネスとは、限られたマーケットの中でライバル企業と顧客を奪い合う争いという一面も兼ね備えています。ビジネスは競争という意味において、ライバル企業を出し抜かなければ、素晴らしい業績を上げることも難しくなります。

そこで、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と昔から語り継がれているように、競争に勝ち残るためには、ライバル企業を徹底的に調査・分析する必要があります。ライバル企業の動向を把握して、ライバル企業を上回る形で市場のニーズに応えることによって、顧客の支持を得ることができるというわけです。

それでは今回は3C分析のうち、競合分析についてさらに詳しくお伝えしていくことにしましょう。

競合のターゲット顧客を分析しよう

異業種でもターゲットが同じ場合にはライバル企業になる

異業種でもターゲットが同じ場合にはライバル企業になる

競合分析において、まずはライバル企業がどのような顧客層をターゲットにしているのかを把握するターゲット顧客分析を行いましょう。この分析で明らかになるのは、「真の競合相手が誰なのか?」ということです。一般的に、同じ業界に属する企業をライバル企業とみなす場合も多いと思いますが、たとえ同じ業界に属していてもターゲット顧客が違えば競合とならない場合もあります。一方で、同じ業界に属していなくてもターゲット顧客が同じであれば、ライバル企業とみなした方がいい場合もあります。

たとえば、初心者向けにパソコンの扱い方を教えるスクールはパソコンスクール業界に属しますが、同じパソコンスクール業界でも専門家を育成するために高度な知識を教える専門学校と比べると、ターゲットが初心者と上級者と全く異なるために真の意味で競合とは言えません。一方で、初心者向けにパソコンの知識を伝える書籍、すなわち出版業界とは業界は違えどターゲット顧客が同じになりますので、競合関係にあると言えるでしょう。