営業のノウハウ/クロージング・アフターフォロー

固定客を増やすコツはアフターフォローにあり(4ページ目)

受注までのモチベーションは高いけど、受注すると下がってしまう。これは当たり前のことです。なぜなら、絶えず新しい数字(=受注)を追いかけるのが営業の仕事だから。かといって、アフターフォローをないがしろにしては、トラブルの元。そして大事な売上の芽も摘んでしまいます。受注後のモチベーションを上げ続けながらアフターフォローをするための考え方をお伝えします。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド


営業マンにとって既存客は、魅力的なターゲット

みなさんも経験上よくご存じだと思いますが、新規客をゼロから開拓して契約に結びつけるよりは、既存のお客さんに再び商品を買ってもらうことの方が、費やす時間と労力は数倍少なくて済むものです。ある調査によれば、6分の1から12分の1程度で済むという結果も出ているぐらいです。

つまり営業マンにとって、既存客ぐらい魅力的なターゲットはいないというわけす。既存客を大切にすることの重要性がわかっている営業マンほど、商談後のフォローを重視します。

今回は商談成立から納品までの間のアフターフォローについて述べましたが、納品後も定期的にフォローしていくことが大事。「その後、使い勝手はどうですか?」と電話で連絡をしてみたり、商品を使ってみての感想や状況についてのインタビューをお願いしてみるというのもいいでしょう。

本当に優秀な営業マンは、新規客の獲得だけではなく、新規客を固定客にしていくことにも力を注ぐもの。顧客の定着を図るうえでカギを握るのは、商談後のアフターフォローにあることを肝に銘じて頑張りましょう。


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