STEP3:個別要素化

自分が出したい印象を実現している人が見つかったら、最後に「その人が、具体的にどういう話し方をしているか?」を分析する段階に入ります。

たとえば、声のトーンは高いのか低いのか? 話すスピードは、早いのかゆっくりなのか? 感情を前面に出すような話し方なのか、抑え気味なのか? 表情はどうなのか? 身振り手振りは大きいほうなのか、大人しいほうなのか? 見るべき観点はたくさんあります。

このような観点から、あなたがSTEP2で挙げた人の話し方を分析してみてください。そして、分析の結果出てきた個別の要素それぞれを自分に取り入れてください。必ずあなたの話し方は、あなたの与えたい印象に近づくはずです。

話し方を具体化するとき、あなたが挙げたモデルは、具体的にどんな話し方をしているでしょうか? どんな特徴があるでしょうか? そして、あなたはどこを自分に取り入れていきますか?

例えば田辺誠一さんならば、声に柔らかさを感じさせるものの、感情的な話し方ではない(演じる役にもよるでしょうが)。アイコンタクトがやや長く、動きも全体的に少しスローテンポなイメージ。それが落ち着きやゆとりを感じさせます。

古畑任三郎といえば、独特のボディ・ランゲージが連想されます。他には、言葉の間に沈黙を挟みこんでくるのも特徴的です。私はこの沈黙を「じらしの間(ま)」と呼んでいます。あとは、眉毛が上下によく動き、そこで表情を作っているところが、あのミステリアスさにつながっているように感じます。

実践すれば確実に印象が変わります

今回の記事の内容、実行してくれる人は少ないかもしれません。「あ~、なるほどね。具体化していけばいいのね」と読んでわかった気になっておしまいという方も多いでしょう。ステップが長くてめんどくさいと感じるからでしょう。

でも、実際に3つのステップを順々に踏んでいくと、確実に印象は変わります。読み飛ばしたら、読むだけで終わりにするのではなく、ぜひ実行してください。やった人には、その価値が実感できるはずです。

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