コーチング/人材育成・組織作り

もう悩まない! 欠勤した部下への話しかけ方(2ページ目)

リーダーは、部下やメンバーの状態に常に意識を配っていることが大事です。特に部下が休んだ次の日や、いつもと少し様子が違って見えたとき、なんと声をかけますか? どのように声をかけたらいいか迷ってしまうこともあります。今回は、信頼関係作りができる話しかけ方を紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


部下やメンバーとの会話バリエーションを増やす方法

部下の環境は一人ひとり違います。ということは、一人ひとりのことについてのデータを持たない限り、その人に合った関わりを持つことは難しくなります。まずは部下についてデータベースを持つことです。

以下は、相手とのコミュニケーションがとりやすくなるために注目すべき項目です。日常の中で、これらのデータを得ることを意識して関わってみてください。
  • 家族構成は?
  • 学生時代の専門は?
  • 趣味は?
  • 強みは?
  • 大事にしている価値観は?
  • ストレスが高くなるとどうなる?
  • オフのときは何しているか?
  • 仕事で大事にしているポリシーは?
  • 5年後はどうなりたいか?
  • 過去の成功体験は?
  • 生産性がもっとも高い時間帯は?
  • 気分転換に何してる?
  • どういうときにモチベーションが上がる?
  • どういうときにモチベーションが下がる?
これらはほんの一部です。データベースの量が増えれば増えるほど、相手の環境を把握することができ、ちょっとした声がけのレパートリーはぐんと増えます。

たとえば、相手が欠勤した翌日に「昨日はどうした?」という一般的な声がけではなく、データベースがあれば、「月曜日に休むなんて君らしくないけど、何か重要なことがあった?」と、より具体的で相手の状況に合わせた言葉をかけることができ、メンバーとの信頼関係の度合いが深まります。

ちょっとしたときの声がけは、相手への信頼関係を示すチャンス。その時に確実に心に響くメッセージを伝えるために日々のデータベース作りに取り組んでください。
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