コーチのやりがいは感動です
---コーチングをやっていてのやりがいというのは? 反対に大変なことは?コーチをやっている方にも感動があります。クライアントの方が、セッションをする中で、気付きを得て喜んでいただいたり、一つ一つ目標をクリアして達成感を得ていただく感動は、全て自分自身の喜びでもあります。
クライアントの成功は、自分の成功でもあるわけだから、ものすごく嬉しいですね。これは、何にもかえられないやりがいです。
大変なことは、特に感じていません。ストレスになるようなことも、私の場合はないですね。それに、コーチは、基本的に成果を確約しません。でも、私はそれが嫌いで、あらゆる手段を講じて、コーチングの成果を出すように努めています。
営業活動とその方法
---営業活動は、どのようにしていますか?毎月、「コーチング体験セミナー」を行っています。先ず、コーチングって何だか分からないので、セミナーでそれを体験していただき、面白いなと感じてもらいます。そこから、希望者に2回の体験コーチングを受講していただきます。その後、3ヶ月単位で契約という流れです。
ブログで日々の活動報告をして、セミナー参加者の皆さんとのコミュニケーションを図ったりしています。最近は、クライアントさんからの紹介も増えてきました。ようやく、<告知→体験セミナー→契約>というサイクルが良い流れになってきています。
コーチング体験セミナーは、日常生活や人間関係を良くするコミュニケーション手法を簡単に学べる内容になっています。是非、ご興味のある方はご参加ください。スケジュールは、メルマガ(※現在停止中)でお知らせしています。
コーチに必要なスキル
---コーチングに興味を持たれた方へのアドバイスとして、コーチに必要なスキルとは?
営業職とか秘書、人に関わる仕事をやっていた経験があるといいですね。やはり、人が好き、興味がある、自然に人が集まってくる人。その人といると楽しい、元気が出ると言われる人。そういう方が向いていると思います。
実は、もともとコミュニケーションが苦手な人が、それを良くしたいためにコーチングを学ぶということが多かったりします。そういう人が、コーチになってクライアントが取れないとか、うまくいかないとかで、コーチングまで否定してしまうケースがあります。
仮にもプロを目指すには、もって生まれた才能(コミュニケーション・スキル)は必要じゃないかと思います。
それに加えて、自分自身がどんどん変化しようとしている人。コーチングをやりながら、自分自身も成長させていかなければなりません。
10年後のビジョン
---先程、コーチが最終目標ではないとおっしゃっていましたが、これから先のビジョンは?現在、「ブレイク直前講演会」というイベントを定期的に開催しています。これは、私が、“この人はこれからブレイクする!”と思った方をゲストにお招きして講演いただいています。この延長線上で考えていることがあります。才能があっても、自分を売り込むのが苦手な方のエージェント、言ってみれば芸能プロダクションような事業をやってみたいと思っています。自分で目利きした、作家やクリエイターの方を売り出したい。私、人を売り込むのが得意なんです。
それと、オリンピックとかアカデミー賞ってありますよね。超一流の人が目指すステージですね。そいういう舞台を作りたいという夢があります。
いずれも、10年後くらいのイメージです。
---インタビューへご協力、ありがとうございました。
取材後記
コーチングがなぜ注目されているのか、その時代背景には考えさせられるものがあります。そして、誰もが変わりたい、変わらなくちゃと思いつつ、それを1日1日先延ばししているというのも事実のように思います。専任コーチというのは、そんなタイミングに現れた“お助けマン”なのかも知れません。一人で目標を立て、自ら自己管理してやっていくのは至難の業ですから。また、コーチングという質問型のコミュニケーション・スキルは、仕事の場面だけに限らず、人間関係を豊かに円滑にするために役立ちそうです。その基本を、誰もが習得しておくと良いなと思いました。
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