ブランディング・コーチ、高畠真由美さんへ独立体験インタビュー
高畠真由美さんにコーチングの仕事内容や魅力についてお伺いしました。■プロフィール
1963年、東京生まれ。「ゴールアンドドリーム」代表。ブランディング・コーチ。起業家、経営者、夢の実現を目指す方を対象に、パーソナル・コーチングの分野で活躍。コーチング手法を取り入れて、誰もが本当は持っている、自分だけの強み(=自己ブランド力)を引き出し、それを育成支援する活動を精力的に展開している。
財団法人生涯学習開発財団 認定コーチ
日本コーチ協会 正会員
メルマガ:「ブランディング・コーチングで、あなた!がブランド」
ブログ:「幸運の女神」の感動ものがたり
■独立するまで
・親の希望もあって、目指すは一部上場企業への就職&社内結婚、という学生時代を送る。
・就職のために、在学中に秘書検定を取り、茶道部へ入って副部長も歴任。
・念願かなって、サッポロビールへ入社。役員秘書を約9年務める。
・転換期は、30歳の時。セミナー講師に憧れて、営業研修企画の部署へ異動願いを。
・引き抜かれて、女性オーナー社長で有名な桜ゴルフへ。社長秘書を4年間務める。
・その後、独立心を抱いて、企業研修の業界へ転職。
・得意分野を探す中で、「コーチング」と出合い、“コレで独立できる!”と確信。
・2003年、計画通り、40歳の誕生月に「ゴールアンドドリーム」を設立。ブランド力によって自己実現をはかる、ブランディング・コーチとして活動を開始する。
コレで独立できる!と直感で思った
---コーチングで独立しよう、と思われたのは?無料説明会に行った瞬間、直感的に、これで独立できると思いましたね。自分に合っているというのと、これまでやってきた秘書の仕事がそのまま生かせる、正直あまり変わらないと思いました。秘書時代から、セミナー講師をやってみたいと思っていたこともあります。
それに、コーチングに必要なものは、電話。家にあるもので出来るんだ、というのも大きかったですね。私にとっては、コーチが最終的な仕事とまでは考えられなかったのですが、自分の才能を生かして独立する、それにはコレだと思いました。
それと、その当時は内心、“このまま行ったら、将来どうしたらいいんだろう…”と考えていた時期でもあったので、コレだと思えたその瞬間にはじけました。(笑)絶対にもうコレで独立しようと。
それからは、最短で資格を取って、40歳までには実現しようと決めました。
今思うとですが、私の家は、商売人の家系なんですね。秘書時代からも、周りから、将来女社長になると言われていたので、成るように成ったということなのかもしれません。
---独立への不安はありませんでしたか?
その当時、今のままでは将来が見えないという心境でしたし、仕事が暇で昼間の時間がとってももったいなくて。ですから、40歳を迎えるのを機に、と思う気持ちの方が強かったですね。それに、いざとなったら、オーナー秘書や、派遣で秘書をやればどうにかなると思っていましたから。(笑)
コーチの資格を取得するには
---資格を取るためには、どのような勉強をされましたか?コーチングプログラムは、アメリカからきています。あちらにはたくさんの企業があって、その中で日本に入ってきているのは2つでした。その1つ、コーチ21の「コーチ・トレーニング・プログラム(CTP)」を受講しました。日本で初めて、国際コーチ連盟から「認定コーチ・トレーニング・プログラム(ACTP)」として認められたプログラムです。
このトレーニング・プログラムは、36課程(履修:144時間)あって、3年間の受講有効期間があります。最短だと、1年7ヶ月で修了できます。私は、最短を目指して、単位をさっさと取りました。そして、コーチの認定資格(財団法人生涯学習開発財団の認定資格)の受験準備を始めました。
▼財団法人生涯学習開発財団の認定資格
・認定コーチ:1002名 (合格率60.5%)
・認定プロフェッショナルコーチ:89名(合格率57.8%)
・認定マスターコーチ:28名 (合格率100%)
※カッコ内の合格率は、コーチ21/CTP受講者のデータです。(2004年11月18日現在)
「認定コーチ」を受験するために、コーチングしたクライアント(相談者)が5名以上いること、という条件があります。しかも、コーチング期間が3ヶ月以上なんです。
CTPを受講すると、基本的に受講開始日からクライアントを取ってセッション(相談者へのコーチング)を行っても良いことになっていました。私は、早速、ホントにその日の夜から始めました。
この上の「認定プロフェッショナルコーチ」だと受験資格が20人になります。率直に言って、上級のコーチの資格を取得し、さらに資格を更新していくには、かなり費用がかかります。金額が高すぎるので、その辺には少々疑問を感じています。
参考:この他に「国際コーチ連盟(ICF)の認定資格制度」があります。
アメリカをはじめ、世界各国でもプロフェッショナルコーチとしての専門的なトレーニングを受けたことの証明となり、プロフェッショナルコーチの基準となる資格です。
具体的なコーチの仕事内容について、次ページへ続きます。