カラーマーケティング成功の秘訣とは?
カラーマーケティングでは『捨て色』も重要な戦略。 |
自社のマーケティングリサーチで限界を感じるようであれば、財団法人日本ファッション協会流行色情報センターが発表する毎年のトレンドカラーを参考にすることができる。流行色情報センターのサイトでは、時期ごとのメンズウェアカラーやレディースウェアカラー、リビングカラーなどが発表されている。
企業にとってカラーバリエーションを豊富にすることは、製品ラインナップの拡充に加えて、顧客満足度を向上させることにも繋がる。通常、消費者は選択の余地が狭められると、“企業から買わされた感”を抱く可能性もあるが、豊富なカラーバリエーションを用意して消費者に自分の好みの色を選択してもらうことによって、消費者は自分の意志で商品を選んだという意識を持つようになり、自ずと満足度の向上に繋がる。
ただ、カラーバリエーションを豊富にすることは、全てにおいてメリットがあるとは限らない。たくさんのカラーを用意することによって、売れ筋のカラーと死に筋のカラーが極端に分かれることになる。均等に各色を売ることは実質困難であるために、売れ筋以外は“捨て色”として引き立て役になってもらう以外ない。
このように、全てのカラーが当たるとは限らないがある程度の“捨て色”を見込んで多くのカラーバリエーションを提供することにより、顧客の選択肢を増やす製品ラインナップを取り揃え、顧客の満足度を高めながらヒット商品を生み出すカラーマーケティングを実現することが可能になると言えよう。
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