ローソンecoバッグ10万枚無料配布の裏事情

なぜローソンは無料で10万枚のecoバッグを配布するの？

ローソンは10万枚のecoバッグを無料で配布するキャンペーンを始めた。

コンビニエンスストア大手のローソンが買い物時にマイバッグとして使えるコンビニecoバッグをなんと10万枚も無料で配布するキャンペーンを開始しました。まずは、3月28日と29日に東京霞ヶ関にあるローソン法務省店で3000枚、続いてナチュラルローソン大手町ビル店では3月28日から4月4日の間に毎日先着300名に配布を実施したところ限定枚数が午前中で終了するほどの爆発的な人気に。今後は順次配布店舗を拡大して全国で10万枚のコンビニecoバッグを配布する予定になっています。

その人気の秘密は無料とは思えない質の高さ。ポリエステル製のお洒落なデザインで、色はベージュとグリーンから選ぶことができます。また、バッグの両サイドにはペットボトルを収納できるポケットが付いていて、本体はお弁当とペットボトルがすっぽりと納まる設計になっています。しかも使わない時は折り畳むことができて、ポケットにしまっておけるほどの小ささ。普段はポケットに忍ばせておき、ローソンでちょっと買い物をした時に取り出して“マイバッグ”として利用するには重宝する携帯買い物袋と言えそうです。

しかし、なぜローソンはこのような携帯性の高い買い物袋を無料で、しかも10万枚も配布するのでしょうか？

マーケティング的な観点からみると、顧客にマイバッグを配布して自店での買い物をする機会を増やしてもらおうという意図のようにも見えますが、実際にはその背景に現在多くの企業が果たさなければいけない社会的な責任がありました。

その事情とは今世界的に関心の高まっている環境問題です。昨年6月に国会で審議された「改正容器リサイクル法」がこの4月から施行され、対象となる小売業者はレジ袋削減の努力を行い、結果を国に報告することが義務付けられたのです。

私達も他人事ではない改正容器リサイクル法って何？次ページでわかりやすくお伝えします！