営業のノウハウ/営業の商談・ヒアリング

タイプ別に話を変えるテクニック(後編)(2ページ目)

お客さんの性格を4分類して、相手に合わせた言動をとるテクニックの後編です。自分自身がどこに当てはまるか考えると自分のこともよく見えるかも。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

メディエーター:相手に合わせながら、気持ちよく話してもらう

★メディエーター・タイプとは

メディエーター・タイプは、人との「和」を大切にする典型的な日本人のイメージです。基本的に相手の話を聞くのが好き。他者とお互いの主張をぶつけあって論争をするのはあまり好きではありません。

いわゆる「いい人」なのですが、自己主張が弱く優柔不断だと思われることが多いタイプです。

 

★このタイプの典型的な行動や言動

・柔和な表情をしていることが多い

・自分からどんどん積極的に話をするのは得意ではない

・一旦ノッテくると、話が止まらないこともある

・「結果」よりは「人間関係」を重視しがち

・自分の感情を害したときでも、それを他人に見せることはあまりない

・物事の判断基準は、「おもしろい・チャレンジブル」よりも「安全・堅実」に傾きがち

・チームの人間関係がぎくしゃくなりそうなとき、緩衝材の役割を果たすことも多い

・相手の話が脱線しても、それほどストレスを感じずに聞くことができる

 

★このタイプへの対応のコツ

・雑談をしてから商談に入った方が、よりスムーズに会話を進めることができる

・最初はこちら主導で話した方がいい

・あまり過激なことを言ったり、早すぎるテンポで話さない方がよい

・雰囲気が和んできたら、質問をするなどして、徐々に聞き役に回っていく

・詰問調にならないように注意すること

・相手が一旦話し出したら、話の腰を折らないように注意する

・笑顔を絶やさず、向こうの「テンポ」や「気分」に極力合わせること

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