営業のノウハウ/営業の商談・ヒアリング

タイプ別に話を変えるテクニック(後編)

お客さんの性格を4分類して、相手に合わせた言動をとるテクニックの後編です。自分自身がどこに当てはまるか考えると自分のこともよく見えるかも。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

相手の特性を見極めよう

「タイプ別に話し方を変えるテクニック(前半)」では、「コマンダー・タイプ」と「エンターテイナー・タイプ」について説明しました。

後半では、「プロフェッサー・タイプ」と「メディエーター・タイプ」について解説しましょう。

プロフェッサー:データや裏づけを用意し、論理的に話す

★プロフェッサー・タイプ

プロフェッサー・タイプは、少し気難しい研究者(学者)のイメージです。どちらかというと寡黙で、多くを話したがりません。考えていることが顔に出にくく、周囲から「気難しい」と誤解されることも少なくありません。

またビジネス上の会話においては、ロジックやデータなどによるはっきりとした裏づけがないと、納得しない傾向が強いと言えます。

 

★このタイプの典型的な行動や言動

・どちらかといえば無表情または難しい顔をしていることが多い

・論理的に話をすることが得意

・「結果が出れば何でもいい」という発想はできず、仕事のプロセスにおける論理性や厳密さを重要視する

・感性やカンで物事を判断するのはよくないと思っている

・話すスピードや考えるスピードは比較的ゆっくりである

・雄弁さで人を引っ張っていくタイプではない

 

★このタイプへの対応のコツ

・知的好奇心をそそるようなネタをいくつか用意しておくとよい

・データや論理などの裏づけをしっかり行ったうえで商談に臨むこと

・厳密なデータや仕事のプロセスを書き込んだ資料を用意しておくとよりいい

・今日の議題を先に言っておくと安心する

・必要以上の余談やアドリブはあまりしゃべりすぎない方がよい

・問題の本質をついた「明確な質問」をあらかじめ用意しておく

・商品開発の背景やエピソードを語ってあげると喜ばれることが多い

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