同行テクは意外と誰も教えてくれない |
皆さんは上司とうまく付き合えていますか? あなたの営業成績が上がれば、上司にとってもプラス。万が一あなたの成績を妬む同僚がいたとしても、妬む上司はいませんよね。それなのに、上司とは対立しがちなシーンもあります。
「うちの上司は○○してくれない」「説教が長い」「重箱の隅を突きすぎ」など。そんな不満が生まれるのも、あなたが上司をうまく活用仕切っていないからかもしれません。
今回は上司に同行をお願いするシチューエションに絞って、押さえるべきポイントをお教えします。
同行の苦い思い出:失敗例
私が新人1年目の営業マンの頃のことです。社内のシステム上の不具合でお客様にご迷惑をかけてしまいました。まだ謝罪の経験値の低かった私は、「とにかく上司を連れて行って一緒に謝罪する」というプランだけで、同行をお願いしてしまいました。今回の問題は所属部内では話題になっていたので、同行をお願いした課長も当然状況をよく知っていて、丸くおさめてくれると思い込んでいたのです。
その結果、どうだったでしょうか。予想外にも課長のトークが練れておらず、かえってお客様は混乱。脇にいた自分も事態の悪化が手に取るようにわかりましたが、課長と自分の関係上どう収拾つけてよいかもわからず、訪問は終わりました。結果、同行によってさらにお客様を不安がらせることになってしまったのです。社に戻るとすぐにお客様からお電話をいただき、2度目の謝罪同行を設定することになりました。