頼まれるほうのメリットはあるのか?
頼まれる方にもメリットがあるのならば、それもしっかりと伝えましょう。
「○○さんにとっても、××なメリットがあるわけだから」
という表現にできればいいですね。
誰であれ、自分にメリットがあることはやりたいし、そうでないことはやりたくないものです。
また、相手にメリットがあることで、こちらが相手に頼むことの正当性が表現できますから。
頼まれる方も嬉しいことを知る
これは、頼み方以前のことですが、頼み下手はひとは「ひとは頼み事をされるのが嫌だ」という前提にあるようです。
決してそんなことはありませんよ。
もちろん、物事にもよりますが、頼み事をされて喜んでくれる人も多いものです。
というのは、頼み事をされることで「自分は頼りにされているのだ」ということを実感できるからです。
「この仕事、○○さんに最適だと思うんだ」
「○○さんしか、キチンとやってくれそうな人がいなくって」
と言われれば、そう嫌な気分はしないでしょう。
要は、相手の自尊心をくすぐっているということですが、これをフェイクでやるのは避けるべきです。
思ってもいないのにこんな言い方をして、「あ、この人は仕事をふりたくて、私を持ち上げてるな」なんて見透かされた日には、その人との今後の関係に支障をきたしかねません。
助けられる自分つくりを
最後に、すこしまとめましょう。
ここまで4つのポイントをお話ししてきたわけですが、これらが効果的に機能するには、あなたが「この人が困っていたら助けてあげたい」と思われていることが前提です。
それなくして、小手先のテクニックだけで頼み上手になることは難しいでしょう。
日ごろから『好かれる自分つくり』をしたうえで、いざと言うときに、上記の4つのポイントを使うようにすべきですね。
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