相手目線での提案活動
マーケットインを意識した中身とは、若干抽象的な表現になりますが、「主語をYouにした提案」だと思っています。どういうことか?私たちは提案活動の際、ついつい「当社の○○はすごくて……」といったトークをしてしまいます。これは主語がI(私)ですよね。これを「これを使うと、御社は○○できるようになるんですよ」という形で考える。これは主語がYou(あなた)ですよね。
主語をIではなくYouにして考えることによって、「相手にとってのメリットは何なのか? 相手はそれを求めているのか?」と考えざるを得ません。そしてそれは、企画やプレゼンの文言のなかで表れてきます。
ちょっと思い出してみてください。例えば何かの販売接客を受けたシーン。その人に対して「ちょっと売り込みがキツいな」と思うか「いい感じの接客だな」と思うかは、【私のための接客】になっているかどうかが重要だったのではないでしょうか?
まとめ
さて、少し話が広がってきたので、話をまとめたいと思います。Point
1.プロダクトアウトとは生産者視点。言い換えれば、自分目線
2.マーケットインとは購入者視点。言い換えれば、相手目線
3.プレゼン・企画では攻めの姿勢が相手目線を忘れさせがち
4.マーケットインを意識するために、主語をYouにしよう
5.「あなたにとって~」と表現することで、相手目線になれる
どうぞ、ご参考に!
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