住宅工法/耐震住宅・住宅工法

家づくり講座9:地震に強い木造のつくり方(3ページ目)

地震に強い建物といっても、判断が難しいです。そこで、建築基準法で定められている耐震性の基準とは何か。基準と木造の耐震性を確認できる簡単な方法「壁量設計」を解説します。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

★佐川のワンポイントアドバイス
木造で耐震性の高い住宅をつくるには、耐力壁を、建物外周部を重点的にバランスよく配置することがポイントです。プラン上、南側の開口を広く確保するために南面に耐力壁が少なく、北側部分に耐力壁を多く配置する傾向があります。あまりバランスが悪いと、建物にねじれが生じてしまいます。阪神淡路大震災でも、建物がねじれるように倒壊した建物が多く見られ、そのため建築基準法でもバランスよく配置するための基準が加えられました。耐震性においては、設計者と相談しながら進めてください!

◆次回の家づくり講座10は「断熱性」について解説します。
お楽しみに!

【前回までの講座】
▼家づくり講座1→「土地探しのポイント」
▼家づくり講座2→「用途地域を調べる」
▼家づくり講座3→「地耐力を知る」
▼家づくり講座4→「依頼先選びのポイント」
▼家づくり講座5→「構造について知る」
▼家づくり講座6→「プランニング-採光と通風」
▼家づくり講座7→「プランニング-動線計画」
▼家づくり講座8→「プランニング-収納計画」

【関連リンク集】
耐震性のある家づくり1 【地盤・基礎編】
耐震性のある家づくり2【躯体工事編】
耐震性のある家づくり3【工法編】
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