住宅工法/耐震住宅・住宅工法

家づくり講座9:地震に強い木造のつくり方(2ページ目)

地震に強い建物といっても、判断が難しいです。そこで、建築基準法で定められている耐震性の基準とは何か。基準と木造の耐震性を確認できる簡単な方法「壁量設計」を解説します。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

耐力壁の効果をアップさせるポイント


[耐力壁はできるだけ外周に配置する]
マッチ箱を思い浮かべて下さい。箱の外がしっかりした面で囲まれていると耐力性は高くなります。




[上下階の耐力壁の位置を合わせる]
力は上から下へと流れます。上階で受けた力を下階へ無理なく伝えるには、耐力壁の位置が上下揃っていた方が効果的です。




[耐力壁を隅角に配置する]
地震や風から受ける力は均等ではありません。その偏った力が建物に生じた場合、建物はねじれようとします。ねじりにくくするには、耐力壁を隅角部に重点的に配置することがポイントです。




[耐力壁を局所部に集中させない]
耐力壁の配置の釣り合いが悪いと、地震や台風などによる力によって建物にねじれが生じることがあります。局所的に耐力壁を配置することも、ねじれを招く原因の1つです。




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