生後1ヶ月の睡眠時間・授乳間隔の変化や体重増加、外出のポイント
生後1ヶ月になると睡眠時間が減り授乳間隔もあくように。体重は1ヶ月で平均1kg増えます。1ヶ月健診が終わったら家庭のお風呂デビューや、外出も日課にしましょう
■生後1ヶ月の赤ちゃん・目次■
生後1ヵ月で赤ちゃんらしい体に! 体重約+1㎏で皮下脂肪が付く
1ヶ月で体重は約1kg増えて、身長は約3~4cmほど伸びます
生後1ヶ月は赤ちゃんの成長が最もいちじるしい時期。個人差はありますが、この1ヶ月で体重は約1kg増えて、身長は約3~4cmほど伸びます。皮下脂肪が付いてきて、丸々とした赤ちゃんらしいふっくらした体つきに。たよりなく感じた小さな手足も、肉がついてしっかりとしてきます。
運動機能も少しずつ発達し始め、手足を盛んにばたつかせることも。2ヶ月近くなると、うつぶせにすると少し首を持ちあげたり、あごをつけたまま首を左右に動かしたりする様子が見られることもあるでしょう。
▷新生児の赤ちゃんの体重増加の目安
生後1ヵ月で授乳間隔があいてくる
生まれたばかりの頃は、おっぱいを飲むのがヘタだった赤ちゃん。生後1ヶ月になる頃にはいつの間にか「ごくんごくん」という音が聞こえるくらい、上手に飲めるように……。口の周りの筋肉が発達して飲む力が強くなり、上あごと舌で乳首を挟んでしごくように吸うという飲み方も上手になってきた証拠です。匂いや触感で乳首を探していた赤ちゃんが、視力がついてきて、目でも探せるようになってきています。おっぱいが上手になると、授乳と授乳の間隔が定まってきます。生まれたばかりの頃に比べて間隔があいてくる赤ちゃんも多いでしょう。ただ、赤ちゃんによって個人差が激しく、授乳が一定になるまで3~4ヶ月かかる赤ちゃんもいるので、焦らなくて大丈夫。3~4時間おきで1日に7~8回くらいで、授乳にかかる時間も毎回ほぼ一定になってくる赤ちゃんもいます。
▷母乳不足のサインとは?足りているかの見分け方
生後1ヵ月は寝ない? 睡眠時間が減り、赤ちゃんの起きている時間が長く
起きている時間が少しずつ長く
なかなか寝ないときは、抱っこしてあげたり、添い寝して声をかけてあげたりしましょう。ママやパパを身近に感じると赤ちゃんは安心できるものです。
▷赤ちゃんを寝かしつける10のポイント
生後1ヶ月の赤ちゃんは、排泄回数が減りまとめでできるように
生後1ヶ月になると、うんちやおしっこも、ある程度ためておけるようになり、少しずつ回数が減って、まとめてできるようになってきます。授乳のたびにうんちをしていた赤ちゃんも、1日に数回程度に減ってくるでしょう。生後1ヶ月の赤ちゃんは、動くものを追う「追視」ができるように
目の前でカラフルなガラガラなどをゆっくり左右・上下に動かしてみましょう
起きている時間が長くなり、動きも活発になる生後1ヶ月は、顔の周囲の筋肉が発達して、視力もついてきて、動くものを追う「追視」ができるようになってきます。あおむけに寝かせて、目の前でカラフルなガラガラなどをゆっくり左右・上下に動かしてみましょう。少しずつですが、目で追うようになります。目の動きも発達するので、周囲を意識して見たり、動くものを目で追うこともあります。
▷0歳児の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
生後1ヶ月の赤ちゃんのおしゃべり……泣き方にもバリエーションが
生後1ヶ月になると、色々なものに反応して、豊かな表情をみせてくれます。機嫌がいいか悪いかが様子に表れるようになってきます。機嫌がいいと、「あ~」「う~」などの声を出す子も。パパやママも赤ちゃんの顔を見ながら真似して「あ~」「う~」と返してみましょう。赤ちゃんとのお話がはずみます。泣き方にもバリエーションが出てきます。おむつがぬれているとき、おなかがすいているとき、甘えているとき、ぐずっているときなどで、泣き方に違いが出てくる赤ちゃんもいます。この時期になると、ぐずってよく泣くとか、機嫌のよい時間が多い・少ない、おっぱいの飲み方がじょうず・へたなど、赤ちゃんによって違いが出てきます。同じくらいの赤ちゃんの成長と比べて不安になることもあるかもしれませんが、それぞれの赤ちゃんの個性だと思って、おおらかな気持ちで見守っていきましょう。
▷赤ちゃんの発声練習「喃語」
生後1ヶ月でいよいよ外出!外気浴は心や体の発達を促します
天気の良い日の午前中、赤ちゃんの機嫌がいいときに、1日5分くらいからはじめましょう
赤ちゃんは、ある程度の環境の変化には対応できるようになってきています。生後1ヶ月になったらそろそろ外気浴をさせてあげましょう。外の空気や、光、音に触れることが刺激になって心や体の発達を促します。
天気の良い日の午前中、赤ちゃんの機嫌がいいときに、1日5分くらいからはじめましょう。最初は、ベランダに出たり、建物の周りを歩くだけでもOK。慣れてきたらベビーカーで近くの公園に行ったり、家の近所を一周したり。ママにとっても、よい気分転換になります。
お外へ出たら、「涼しい風だね」「犬の鳴き声が聞こえるね」「電車が走ってるよ」と、話しかけましょう。お散歩がいっそう楽しくなります。
▷赤ちゃんとの外出やおでかけはいつからOK?
生後1ヶ月の赤ちゃんの入浴法……家庭のお風呂でもOK
生後1ヶ月を過ぎると、少しずつ抵抗力がついてくるので、家庭のお風呂に入ることもできます。湯温は、おとなには少しぬるい程度の38~40度。大きい浴そうはベビーバスよりもあたたまりやすいので、短い時間で。ママとパパで役割を分担して連携プレーができるといいですが、一人のときは、入浴後の着替えなど事前準備で手際よく。ママが一人で入れる場合は、入浴後に羽織れるガウンなどがあると便利です。
▷赤ちゃんのお風呂デビューのやり方
1ヶ月健診で身体計測や全身の観察・触診をします
身体計測や全身の観察・触診をします
月齢に応じた定期健診は、赤ちゃんが順調に育っているか、健康状態はどうかをチェックするためのもの。指定された日に保健所などで受ける集団健診と、自分で小児科で受ける個別健診があり、月齢によって公費負担のあるものや自己負担の健診もあります。自治体によって異なるので、広報などをチェックし、分からないときは問い合わせして、忘れずに受けるようにしましょう。
1ヶ月検診は、ほとんどの場合、出産した病院かかかりつけの小児科で受けます。身体計測をして成長を確認し、外からの刺激に対する反射や反応、全身の観察・触診をして、出産時には見つからなかった病気がないかなど、こまかく調べます。また、ビタミンK欠乏症予防の投与をします。病院によっては、母乳指導や育児相談が受けられるので、心配事があったら、どんどん相談しましょう。
産後のママ自身の心と体のチェックも
この時期はまだ、ママ自身の体と心の回復期でもあります。産後1カ月までは、赤ちゃんとの生活になれるのが精一杯で、名付けや生後1カ月健診、お宮参りや、周囲からのお祝い対応などでバタバタしていてあっと言う間ですが、この時期を境に、急に疲れが出たり、赤ちゃんと二人でいると周囲から取り残されたような孤独感に襲われることもあります。疲れたら赤ちゃんと一緒に休んだり、時には、赤ちゃんを見ていてもらって、睡眠を取ったり、外出してリフレッシュしましょう。気持ちの落ち込みが続く場合は産後うつの可能性もあります。出産した産婦人科などを受診してみましょう。必要なら心療内科などを紹介してくれます。パパに家事を頼んだり、子育てのサポートを使うなど、頑張りすぎず、心と体を休めてみましょう。
▷産後うつとマタニティーブルーズの症状
月齢別・赤ちゃんの成長と生活・育児のポイント
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