赤ちゃんの泣き方には泣く理由によって2つの違いがあった!

赤ちゃんの泣き方から、泣いている理由を見分けよう

泣く理由によって泣き方に違いが!

まだ言葉が出ない赤ちゃんにとっては、泣くことは大切な仕事。ネガティブな感情を外に伝えるための大切なコミュニケーションツールです。

親としては、その訴えをできるだけ早く、しかも正確に察知してあげたいもの。

スペインの大学で行われた研究が、そんな親の思いをあっさりと解決してくれる興味深いデータを示しています。(*)

その研究では、3~18ヶ月の赤ちゃん20人を対象に、次の3つのパターンでの泣き方の違いを観察しました。
 
  1. 怖くて泣いているパターン:「ママ、怖いよ~」という泣き声
  2. 怒って泣いているパターン:「ボク、怒っているんだよ!」という泣き声
  3. 痛くて泣いているパターン:「痛いよ~、何とかして~」という泣き声

観察の結果、これらを見分けるのに役立つ2つのポイントが存在することが分かりました。それは、
 
  1. 目の開け具合
  2. 泣き声の変化

でした。


出典: Spanish Journal of Psychology (2012)「Infant Crying: Pattern of Weeping, Recognition of Emotion and Affective Reactions in Observers」より
 

赤ちゃんが泣いている原因は、泣き方の中でも目と声に着目!

■目の状態
  • 怒っているとき→目を半分開けた状態で泣く
  • 怖がっているとき→目をほぼずっと見開いた状態で泣く
  • 痛みを感じているとき→目はほぼずっと閉じた状態で泣く。目やおでこの辺りが緊張し、しかめ面になる。
■泣き声、手足の動きの変化
  • 怒っているとき→声の大きさ、手足のバタツキともに、徐々に激しさを増していく
  • 怖がっているとき→緊張感が高まると一気に爆発したように泣く
  • 痛みを感じているとき→その瞬間からマックスに。力を振り絞るように泣く
 

理由がわからないときは「自分だったら?」を振り返るとヒントが見つかる

赤ちゃんの気持ちを上手に察知してあげよう

赤ちゃんの気持ちを上手に察知してあげよう

また、この研究を通じ、大人は赤ちゃんの「痛い泣き」を察するのは得意だが、怒って泣いているのか、怖くて泣いているのかの見分けを間違えやすいということも分かりました。

ここで振り返りたいのが、私達大人が、痛み、恐怖、怒りを感じたときにどう反応しているかということ。
  • 痛いときは、その痛みに気持ちを集中させようと目を閉じることが多くありませんか?
  • 怖いと感じるときは、「怖いもの見たさ」で、つい目を開けておきがちではないでしょうか?
  • 怒りは、問題が解消されない限り、どんどんエスカレートしていくことが多いですよね?
つまり、大人も赤ちゃんも同じような反応をしているということなんです!大人は言葉がある分、涙がないだけで、リアクション自体はとても似ているのです。

我が子のこととなると、つい力が入りすぎてしまうのが親というもの。泣かれてしまうと、あたふたしてしまって、「とりあえずは抱っこ、ダメならおっぱい」といつも同じ対処法をしてしまうこともあると思います。

そんなとき、一歩引いて「人間ならではの習性」を思い出し、目の前の我が子に当てはめてみると、正しいリアクションができるのかもしれません。抱っこしても泣き止まない、そんなときは、ここでご紹介した目の開き具合や泣き方の変化にぜひ注目し、対処してみてください。スッと泣き止んでくれるかもしれませんよ。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。