トイトレでうんちだけできない!トイレトレーニングのコツや対策

うんちのトイレトレーニングはこじらせると長引いてしまう……

うんちのトイレトレーニングはこじらせると長引いてしまう……


トイレトレーニングを進める中で気づいたら、おしっこは完璧なのに、うんちだけできない……。こんなお悩みを持つご家庭は意外と多いようです。3歳前後を目安におむつ外しを目指している方が多いかと思いますが、4歳、5歳、中には小学生になってもうんちだけは別というお子さんもいます。トイトレ中のうんちの壁でつまづかないための秘訣や、うんちだけできない子どものトイレトレーニングの進め方をご紹介します。
   

トイレトレーニングでこじらせると長引くのがうんち

2~3歳の子のおしっこは、2~3時間おきに、1日計6~10回というのが平均的なので、トイレトレーニング中はかなり大変です。しょっちゅうおしっこのことを考えていなくてはいけなくて、それがストレスになっているママやお子さんは多いものです。

しかし、回数が多い=経験の場数が多い、よって、いったんペースができると、そのまま定着し、軌道に乗ることが多い、これがおしっこの特徴です。一方、うんちはそれとは傾向が違い、トイレ以外の場所(パンツやおむつの中)でするクセがついてしまうと、長引く傾向があります。

小学生になっても、うんちだけは別というお子さんもいます。便意も分かっているけれど、「トイレはこわい、パンツは安心」という思いが、なかなか抜けられない状況を作ってしまうようです。いったんこじらせると長引きやすいのがうんちの特徴ですので、まだこれからトイレトレーニングというご家庭は、それも頭に入れて進めていきましょう。
 

トイトレはできるだけ、おしっこと一緒にうんちの練習も

トイレトレーニング中は、回数の多いおしっこの方に注意が行きがちです。とくにスタート時は、“尿意⇒おしっこが出るまでの時間”が、“便意⇒うんちが出るまでの時間”と比べ、圧倒的に短いので、「おもらししないように」とおしっこ目的でトイレに誘うことに気持ちが集中します。うんちはというと、「ま、あとでいいかな」という気持ちがあったり、「ついでにできればラッキー」くらいに思っていたりで、おしっこ中心型のトイトレの中で、かすんでしまいがちです。

しかし、うんちのトイレトレーニングでこじらせ、長引かせを起こさないようにするには、おしっこのトイレトレーニングと同時進行するのが一番です。もちろん、プラスαのトレーニングになるので、ママもお子さんも負担は増えますが、あとあとを考えたら、一緒に進めてしまう方が得策です。
 
幸い、
  • うんちは回数が少ない
  • 便意が読み取りやすい
ので、おしっこのように、四六時中、気を張っている必要はありません。

おむつ時代から、「そろそろ、うんちが出そうだな」というのが、お子さんの行動や表情から読み取れていると思います。あとは、「いつもだいたい朝ごはんの後」のように、タイミングが分かっているケースもあるでしょう。「あ、うんちかも」と思ったら、おしっこを誘うのと同じように、うんちも誘ってあげるのがベスト。おしっこと比べるとうんちの回数は圧倒的に少ないので、気持ちはおしっこに、でも少しだけうんちにも気を配ってあげましょう。
 

子供がトイレでうんちを嫌がる理由を先回りして防止する

うんちのトイレトレーニングは、はじめが肝心です。おしっこ以上に、我慢ができてしまうのがうんち。だから、「ここでやりたくない」と思うようなトイレだと、引っ込んでしまいます。私たちだって、たとえば外出中に、「あ、このトイレはイヤだな」と思ったら、「家に帰ってからにしよう」ということ、ありますよね。うんちはガマンがきく分、場所を選びがちなのです。
 
子供がうんちをトイレですることを嫌がる理由として多いのが、
  • ポトンとうんちが穴に落ちていく感覚が怖い
  • ピチャッとおしりに水が跳ねるのが気持ち悪い
  • 足がつかないため、安定感がない
などです。おしっこと違い、しっかりと形があるがために、力むことも必要だし、落ちたら跳ね返ってくることがある、そこに抵抗感を持つ子が多いのです。
 
うんちが穴に落ちていく感覚への抵抗感や、足がぶらぶらしている不安定な状態で力むことへの違和感などは、「ここでやりたくない」という思いを引き起こしがちです。いったんそうインプットされてしまうと、「絶対イヤ」ということになりかねないので、トイレトレーニングをしようと決めたら、うんちのやりやすさも一緒に考えておきましょう。

トイレとおまるを比べると、おまるの方が、
  • 足がしっかり下に着くので踏ん張りやすい
  • 穴にポトンという感覚がない
  • 水がぴちゃっと跳ねない
と条件がそろっているので、受け入れやすいと感じる子が多いようです。

トイレで行う場合は、足場を安定させるためのステップを使用し、あとはトイレットペーパーを便器の中にふわっと敷いて、”ポトン”にならないように工夫することもできます。紙がもったいないですが、抵抗感を持たれるよりは、ずっといいです。トイレトレーニング中の一時的な策としておすすめです。

今までお尻にくっついていたものが、勝手にポトンと落ちていくのですから、子供だって不安です。おしっこのトイレトレーニングと同様、「できないこと」をできるようにするためのプロセスですので、たとえうまくできなくても、強く叱ったりせずに、「今度はママがもっとうまく声をかけてあげる」「だから次は、トイレでがんばってみようね」のように、次回へのアドバイスを伝えるようにしましょう。
 

すでにトイトレでうんちだけできないという場合の対策

ここまでは、これからトレーニングというご家庭向けの内容でしたが、中にはすでにこじらせてしまっているというお家もあると思います。ここからは、うんちだけできない状態になってしまった場合の抜け出し方についてお伝えします。
 
一般的に、うんちだけトイレでできない場合、
  • パンツにそのままする
  • うんちをしたくなったら、おむつに履きかえて、そこでうんちをする
このようなパターンが多いようです。うんちがおしりにくっついている状態に慣れてしまっているため、なかなかトイレへの一歩が踏み出せません。大人からしたら、おしりにうんちがくっついている状態の方がなじみがいいいうのは、変に思えるものですが、習慣というのは、その子を安心させる作用があるので、年齢が上がるほど、執着も強くなっていきがちです。
 
おしっこのトイレトレーニング後の早い段階でしたら、うんちがしたそうな顔をした段階で、すぐに声をかけ、トイレに向かうという従来の方法を続けることで、できるようになることもありますが、ある程度ペースができてしまうと、ママが家でいくら言っても、頑なにイヤがる状態に陥りがちです。

これまでの育児相談の経験を踏まえると、いったん長引きモードに入ると、その「卒業」のきっかけは、
  • 自然に卒業型
  • イベントで卒業型
が多いようです。
 
まずはじめの「自然に卒業型」は、その子自体が、大きくなって、「トイレでしよう」と思い立つ、自発的な流れです。親がいくら言ってもダメな状態でも、その子自身が、「これは変だ」と思うことで、自然に卒業するタイプです。

次のイベントで卒業型は、お泊りや旅行など、日常ではないイベントをきっかけに、卒業するタイプです。
  • 学校で2泊3日の林間学校で、おむつに履き替えるタイミングがなく、堪忍してトイレでやってみた子
  • おじいちゃん、おばあちゃんの家に兄弟だけで泊まりに行って、それを機に卒業した子
などなど。パパやママと一緒だと、パンツでやりたい、おむつが欲しいとなる子でも、学校の先生やおじいちゃん、おばあちゃんと一緒だと、「それなら、トイレの方がまだいい」と腹をくくりやすいようです。
 
いずれにしても、うんちをトイレでする「実力」はあるのに、それを披露せずに来ただけなので、ある「きっかけ」でいったんできるようになってしまえば、スムーズに行くケースがほとんどです。その「きっかけ」を、その子が自発的に動くまで待つか、それとも何かのイベントに乗っかるか、悩むところですが、私のおすすめは、ママなしでおじいちゃん、おばあちゃんの家(もしくは親戚)にお泊りに行くパターンです。先方には事情をあらかじめ伝えておき、おむつやパンツは荷物に入れておきます。大人はあえておむつを促さないようにし、その子の判断を待ちます。これで上手くいけばしめたものですが、ダメであれば、また次回。
 
長引きによる習慣化はとても根強いので、ママが毎日ガミガミ言うよりは、このようなイベント設定でのきっかけの方が、断ち切る突破口になりやすいものです。その子の自発的な動きを待ちつつも、上手にきっかけを作る工夫をしてみることをおすすめします。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。