ルナールブルー　（ディナー編）(4ページ目)

大人のパフェ

Dessert

メロンのゼイタク☆パフェ

そして、去年から新パティシエールとなられた上田さんのスペシャリテがコチラ！　その名も「メロンのゼイタク☆パフェ」。シェフが「パフェもやってみない?」と考案されたのがキッカケで生まれたデザートとのことで、その後、試行錯誤を繰り返しながら味わいに統一性のある「大人のパフェ」に仕上げられたのです。

一般的なカフェ（喫茶店）だと、紳士が「パフェ」をオーダーして食べるのは、（恥じらいがあって）人目を気にせずに気軽に食べるのは困難ですが、レストランでなら存分に食べられる（愉しめる）ので、予想以上に紳士達に大受け人気だとか。

たまに他のレストランでも、「パフェ」と称したメニューを見かける時がありますが、そのほとんどは小ぶりの器に入った「サンデー」的なもので、「こんな小さいのはパフェじゃない！」と残念な気分になることもしばしば……。

ですが、ルナールブルーのパフェは、ちゃんとロングのガラス器（パフェグラス）に入っていて、ボリュームたっぷりなのが、何より嬉しい！　これこそが本物の「パフェ」！　子供の頃から大好きだった真のパフェなのです。

しかも、さすがはレストランが作るパフェだけあり、そのクオリティもハンパじゃありません！　構造的には、一番下の部分にペルノー酒を利かせたメロンのジュレと、ピュレが入っていて、ペルノーが官能的な大人風味を演出。さらに、中段部分には、砂糖ナシの生クリーム（ヘルシー！）、そして上段部分には、アールグレイとバニラの2種類のアイスクリームがてんこもり。上からは、これもアールグレイを利かせたクランブルが添えられ、この食感のアクセントが堪らないですね。他にも、メロンの果肉はもちろん、ブルーベリーや、氷のような砂糖菓子など、甘美の山！

また、「大人のパフェ」ということで、全体的に甘さ控え目なので、コース最後でもペロリと食べられるのもエクセラン！　やはりレストラン仕様のパフェは、とても丁寧に作り込まれていますし、私が食べてきた中では間違いなく日本一のパフェでしたね。