京都グルメ/京都のイタリアン

カノビアーノ京都(3ページ目)

今や京野菜イタリアンを代表する一軒となった「カノビアーノ京都」。京都という伝統的な野菜王国だからこそ描き出すことができる郷土料理(=真のイタリアン)を皆さんも是非。

執筆者:麻生 玲央

京都とイタリアのコラボレーション

・鮎とトマトの冷製カッペリーニ 胡瓜のソース
鮎とトマトの冷製カッペリーニ 胡瓜のソース。
鮎とトマトの冷製カッペリーニ 胡瓜のソース
鱧と並ぶ夏魚の定番といえば「鮎」! もうこれを食べずして京都の夏は語れません。そこにこれまた夏の定番野菜であるトマトと、胡瓜による至極のマリアージュ! 世界一の鮎と夏野菜を織り込んだ何とも贅沢なパスタ料理であり、夏の間だけしか食すことのできない、日本最高クラスの冷製カッペリーニといえるでしょう。京都という地が生み出したミネラルたっぷりの味わいは、他の地域では決して真似のできない唯一無二の領域。夏の京都に来られた際には一度は食べていただきたい逸品です。

・愛知県産豚肉のラグーソースと焼き茄子のタリオリーニ
愛知県産豚肉のラグーソースと焼き茄子のタリオリーニ。
愛知県産豚肉のラグーソースと焼き茄子のタリオリーニ
ラグー&焼き茄子&手打ちタリオリーニという美味パスタの定石ともいえる一皿。特に焼き茄子とパスタの絡み具合が絶妙で、香ばしい焼き茄子がワインと食欲を激しくそそります。先程の冷製カッペリーニもそうですが、京野菜イタリアンの素晴らしいところは、地野菜のテロワールを盛り込むことにあります。イタリアン(フレンチも)は元を辿れば「郷土料理」ですから、いかに地元の食材(テロワール)を提供(表現)できるか? の一言に尽きるのです。もちろん、ただ単に京野菜を使えばいいワケではなく、本当に京野菜の性質を理解して、それを活かすことが出来るのは、毎朝、畑に通われているシェフだからこそ可能なマジックといえるのかもしれませんね。
次ページでは、魚と肉のメイン料理を御紹介します
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