京都グルメ/京都のイタリアン

トラットリア レオーネ(2ページ目)

イタリア語で「ライオン」という名前のトラットリア「レオーネ」。優れた手打ちパスタを中心に、料理はどれもハイレベル! 夜はバール使いも出来る使い勝手のよい一軒です。

執筆者:麻生 玲央

多彩な肉料理たち

・猪とポルチーニ茸のラグー 手打ちパッパルデッレ(1,600円)
手打ちラグー。
煮込みラグーも、もちろん手打ち。モチモチ感が絶妙です。

ポルチーニの豊かな風味を纏った猪のラグー。これに手打ちならではの、たおやかな歯応えが魅力のパッパルデッレを絡めた逸品。口の中に掻き込むと、猪の持ち味がポルチーニの薫香と共に際立ち、噛みしめる度に拡がる深いコクが、口の中で踊ります。

・骨付仔羊のロースト アンチョビ・ローズマリー・ビネガーのソース(1,800円)
肉料理。
千円台とは思えないボリューム&美味しさ。肉好きには嬉しい限りです。

肉料理(メイン)も千円台! パスタ並のお値段! しかもこのポーション、この旨さは嬉しい驚きです。ローズマリーの香りだつ骨付き仔羊には、アンチョビによるしっかりとした味わいのアクセントが付いており、ビネガーが効いたコクのあるソースが、これをさらに引き立てます。骨付き仔羊の焼き加減も、旨みがしっかり閉じ込められた秀逸の火入れ具合。これはまたリピートしたくなる味わいです。

他にもジャガ芋とセロリのグラタンまで添えられており、このコストパフォーマンスの高さは凄いの一言。

安ウマ系イタリアン

トラットリアの王道ともいえる「安くて旨い」一軒。烏丸界隈ではありそうでなかった安ウマ系実力派トラットリアといえるでしょう。

店内奥の壁面にはシェフが買い求められたという「ライオン(レオ)」の紋章が、バックライトに照らされて浮かび上がり、孤軍奮闘するシェフを見守っているかのよう。

まだまだお若いシェフ、京都イタリアンの百獣の王を目指して頑張って! と言いたくなる、確かな手応えを感じた町中のイタリアンなのです。

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<DATA>
・店名: トラットリア レオーネ(TRATTORIA LEONE)
・所在地:京都市下京区高辻通室町西入繁昌町295-1 京都1号館ビル 1F
・アクセス:京都市営地下鉄「四条駅」徒歩約6分
・地図:Yahoo!地図
・TEL:075-351-3898
・営業時間:12:00~14:00(ランチは平日のみ)、18:00~24:00(LO)
・定休日:水曜・第3火曜
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