京都グルメ/京都のイタリアン

ボッカ・デル・ヴィーノ(京都・四条烏丸)

ハイクラスな食材を活かした料理の数々、そしてそれを引き立てるワインたちを夜遅くまで愉しめるイタリアン「ボッカデルヴィーノ」。深夜営業ですので残業後の遅くなった会社帰りなどに、使える一軒です。

執筆者:麻生 玲央

深夜に使える一軒

外観。
店の外観。木の扉が温かみを醸し出しています。
注) 四条烏丸にあった「ボッカ デル ヴィーノ」は2015年3月21日で閉店されました。御注意くださいませ。

朝食が食べられる店が多い反面、意外に深夜型の飲食店は少ない京都。特に四条烏丸界隈は、京都一のビジネス街にも関わらず、深夜型の(使える)飲食店は本当に少ないですよね。私も仕事で帰りが遅くなる時は、ランチ難民ならぬ「ディナー難民」になることもしばしば。

最近では少しずつですが、深夜でも使える店が増えてはきているものの、レベルの高い個店となると、バーやバール型の飲食店も含めて、祇園・木屋町や阪急線沿いが中心というのが現状でしょう。

しかし、そんな四条烏丸でも、ラストオーダー23時という深夜型の実力派イタリアンが存在するのです! その名は「ボッカ・デル・ヴィーノ(B0CCA del VINO)」。シェフの野宮さんは、数年前まで長岡京の地で腕を振るってこられていましたが、今は四条烏丸で「本当に旨いイタリアンが食べたい!」という舌の肥えた方々のために、店を開かれています。

大人向けイタリアン

店内。
シンプルで落ち着いた大人向けの内装。
店は室町通りに面したマンションの1階。派手な看板や装飾などはなく、知る人ぞ知る隠れ家的な雰囲気を醸し出す入口が、違いの分かる大人の客にはピッタリ。

店内はテーブル席のみで、シンプルでシックな落ち着いた雰囲気。特徴としては、ウナギの寝床のような奥に細長いが京都らしくて面白い。

シェア前提が嬉しい献立スタイル

ボッカ・デル・ヴィーノ
パンのレベルも高い。
メニューに関しては、ランチメニューは2,100円のコース(11:30~と13:30~の2部制)のみで、前菜・メイン(またはパスタ)・デザート・飲み物・パンという内容。さらに1,500円の追加料金で、もう一皿パスタかメインを増やせます。(注:現在は3,500円のコースとなり、前菜2種盛り合わせ+パスタ料理2種+メイン料理+デザート+食後ティという内容になっています)。尚、下記で紹介しているランチコースは以前の2,100円コースのものです。

まずはランチメニューから

ボッカ・デル・ヴィーノ 鴨のラグーソース。
前菜盛り合わせ 鴨のラグーソース
この日の前菜3品盛合わせ(写真左)は、「ワカサギのエスカベッシュ」「吉田牧場のチーズを詰めたアランチーノ」「アジのマリネ、サラダ仕立て」という内容。ワカサギやアジの鮮度と質の高さはもちろん、前菜の一つであるアランチーノにも、吉田牧場のチーズを使用するなど素材選びのセンスも抜群。写真右のパスタは「鴨のラグーソース」。2人で訪問し、それぞれパスタとメインをシェアでオーダーしましたので、写真はシェア後のポーションです(パスタは事前取り分けして供されます)。

鮮魚のソテー、カルチョーフィ・ドライトマトのソース。 リコッタチーズとアーモンドのケーキ。
鮮魚のソテー、ドライトマトのソース リコッタチーズとアーモンドのケーキ
写真左のメインは「鮮魚のソテー、カルチョーフィ・ドライトマトのソース」。写真はシェアする前のもので、ドライトマトの酸味の効いたソースが印象的な一皿でした。肉料理が強い店だと思っていましたが、魚料理もさすがに秀逸! デザートは数種類の中から、「リコッタチーズとアーモンドのケーキ」をセレクト。リコッタチーズとアーモンドの薫香の高さ、控え目な甘さ、ほど良い食感、焼き込み加減など、どれもが絶妙な仕上がりで、全体の調和のとれたハイレベルな逸品。もしメニューにこのケーキがあれば、是非とも食されることを推奨します。

次ページでは、ディナー・メニューを御紹介します
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