ボッカ・デル・ヴィーノ（京都・四条烏丸）(2ページ目)

特筆物の肉料理

カプチーノは模様入り。

ディナーはコースもありますが、アラカルトで食べたい料理シェアし合い、それにマリアージュするワインを選んだほうが、より愉しく美味しい時間が過ごせるでしょう。2人で訪問した場合、前菜一皿、パスタが二皿、メイン一皿ぐらいで充分かと思われます。基本的に料理とワインを愉しむ店だと思いますので、あとはそれぞれに合ったワインをセレクトすればオッケー。デザート＆カフェはお好みで。

それでは、数多いディナーメニューの中から、いくつかの料理をピックアップ！

・前菜

白金豚の自家製ソーセージのグリル、卵のオーブン焼添え（1,200円）

ここ数年、白金豚のソーセージはイタリアンに限らず、様々なジャンルの店でメニューに載っていますが、今まで食べてきた自家製ソーセージの中でも、間違いなく五指に入る美味しさ！　ボリュームはもちろん、塩味の加減もバッチリ決まった塩味加減、そして噛み応えのあるジューシー肉汁の詰まったムチムチ食感が堪まりません！　かぶりつきたくなる美味しさとは、まさにこのことでしょう。しかも、添えられたベーコン卵も、パリパリベーコンとトロトロ卵の食感コントラストが絶妙の逸品！　私のようにソーセージ好きな方なれば、一度は食べていただきたい一皿ですね。

・パスタ

北海道産活毛蟹とモンゴイカのフレッシュトマトソース（1,600円）

円やかな酸味と甘味のフレッシュトマトソースが、北海道産の「活毛蟹」と「モンゴイカ」の海鮮系旨味エキスを吸収し、極上の出汁に！　ソースというよりも出汁という言い方が的確なくらい、鼻腔と口いっぱいに染み渡る味わいです。

・メイン

茨城産窒息鴨　骨付き胸肉のオーブン焼き、ハチミツとフォアグラソース（3,500円）

メインで目を惹いたメニューは、この茨城産の窒息鴨を使った料理。窒息鴨の肉質の高さは言わずもがなですが、骨付き胸肉を表面はパリカリに、内側はしっとりとジューシーに仕上げてあり、ソースを付けなくても充分すぎる芳醇な味わい。

そして、この胸肉に合わせるソースがハチミツとフォアグラを使った鴨繋がりのソース。ハチミツのほのかな甘味とフォアグラの濃厚さが相まり、鴨の肉と肝を使用した相乗効果が生み出す至福のマリアージュ。一口毎に赤ワインを誘います。

美山の温野菜

また、肉料理をオーダーすると、「美山の温野菜」、「木の子のソテー」、「じゃがいもと栗のオーブン焼き」の三種から付け合わせを選べます（写真は「美山の温野菜」）。

料理とワインで愉しい時間を

ハイクラスな食材を活かした料理の数々、そしてそれを引き立てるワインたち。四条烏丸で真っ当でほんまもんに旨いイタリアンを食べたい時や、残業後の遅くなった会社帰りなどに、もってこいの「使える」イタリアンです。

注)　四条烏丸にあった「ボッカ デル ヴィーノ」は2015年3月21日で移転のため閉店されました。御注意くださいませ。