「丑」の豆知識
天満宮に牛の像がたくさんあるのは、天満宮の神使(神の使いとされる動物)だから。祀られている菅原道真が丑年だったことや、墓所(太宰府天満宮)の位置を牛が決めたことなど、数々の伝承に由来します。 |
丑にまつわるものといえば、十二支で年、月、日、時刻、方位などを表すためその類のものが多く、丑といえば次のような言葉でお馴染みでしょう。年始の話題には向きませんが、参考までにご紹介します。
【 丑三ツ刻】
時代劇などでお馴染みの「丑三ツ刻(うしみつどき)」は、丑の刻(午前1時頃から午前3時頃)を4等分した3番目なので、午前2時頃から午前2時半頃をさします。まさに静かりかえった真夜中なので、「草木も眠る丑三ツ刻」などといい、怪談話に欠かせないフレーズとなっています。
また、「丑の刻参り」という呪いの儀式も有名です。丑の刻に神社に行き、頭上にろうそくをともし、手には五寸釘と金鎚を携え、胸に鏡をつるして、憎い相手を模した藁人形を神木に打ちつけると、7日目に満願叶って呪われた人が死ぬと信じれていました。
【 土用の丑の日 】
うなぎでお馴染みの「土用の丑の日」は、夏の土用(立夏前の約18日間)に巡ってくる丑の日のこと。丑の日は12日ごとに巡ってくるので、巡り合わせによってはその年2度目の「土用の丑の日」があり、これを「二の丑」といいます。
詳しくは⇒なぜ「土用の丑の日」にうなぎを食べるの?