「真結び=固結び・本結び」の結び方から解き方までをマスターしよう
「真結び」、いわゆる「固結び」「本結び」なら、解けずにイライラすることもありません
真結びは左右の引きに強いため使用中に解ける心配がないのに、ほどきたい時は魔法のようにスルリと解けるから大変便利。結ぶ、解くを繰り返す風呂敷などの基本ですから、結び方と解き方をきちんとマスターしておきましょう。
真結び(固結び・本結び)は紐やロープでも基本、英語では何という?
真結び(固結び・本結び)は、風呂敷に限らず、紐やロープなどの結び方の基本です。英語では2通りの言い方があります。
- イギリス英語……リーフ・ノット(Reef knot)
- アメリカ英語……スクウェア・ノット(Square knot)
ちなみに、日本の贈答品に欠かせない「水引き」の「結びきり」という結び方も真結びです。結びきりは、一度きりで繰り返さない事に使用する結び方で、婚礼や弔事などに使用します。
あなたの結び方をチェック!
まずは、自分の結び方をチェックしてみましょう。ハンカチでも何でも結構ですから、2回結んでみてください。■十字の”縦結び”になっていたらNG!
縦結びは、負荷がかかるとゆるみやすく、解きたいときには固くて解けないため厄介です。
ぜひ「真結び」をマスターしましょう。
これが「真結び」で、通称「固結び」と呼ばれています。負荷がかかっても頑丈で解けないから安心です。
でも、いざ解くときに大変なのでは!?
いえいえ、 正しく結んでいれば、一瞬で解く方法があります。
真結び(固結び、本結び)の正しい結び方
「真結び」をわかりやすく別布で結んでみました。
一般的には、1の「左側を下からかぶせて結ぶ方法」を推奨しますが、利き手や癖によっては、自分のやりやすい方法でも構いません(いずれも結び目の構造は同じで、出来上がりの様子が違って見えるだけです)。
では、わかりやいよう左右違う布でご説明しましょう。
■やり方1.左側を下からかぶせて結ぶ方法
真結びの結び方<左側を下からかぶせて結ぶ方法>
■やり方2.右側を下からかぶせて結ぶ方法
右側にくるほうが下になるように持ち、右側を下からかぶせて1回結ぶ→2回目も右側を下からかぶせて結ぶ。
■やり方3.右側を上からかぶせて結ぶ方法
真結びの結び方<右側を下からかぶせて結ぶ方法>
■やり方4.左側を上からかぶせて結ぶ方法
左側にくるほうが上になるように持ち、左側を上からかぶせて1回結ぶ→2回目も左側を上からかぶせて結ぶ。
つまり、1回目も2回目も上下左右同じ側からかぶせて結べばいいだけのこと。そうしないと縦結びになったり、簡単にほどけなくなってしまいます。
一瞬で解ける! 真結び(固結び、本結び)の解き方
何度か試してみると、コツがわかって面白いですよ! これで解けない場合、引っ張る側の左右を間違えた可能性があるので、もう一方で再度試してみてください。正しい「真結び」なら、この方法で必ず解けます。
それでもダメな場合、結び方が間違っています。「真結び(固結び、本結び)の正しい結び方」で手順をよくチェックしてくださいね。
【関連記事】
おしゃれで実用的なワインバッグ、パソコンバッグ
■真結びの威力が発揮できる、風呂敷テク ■手ぬぐいアレンジにも真結びが活躍します