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ウイスキー&バー/ウイスキーが旨い飲食店

NOS ORG/渋谷20代後半からの酒場

ノス オルグはちょっと面白い。全144席の大箱。白州10年のハイボールにオーガニックジャンク料理。一杯につきNPO法人に10円の寄付金。そしてゲイの方専用のトイレ。この酒場で深く考えさせられた。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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若者よ、ノス オルグで森香るハイボールを

白州10年のハイボール
白州10年の森香るハイボール
ハイボールとオーガニックジャンク・フードを味わい、時にミュージック・ライブが愉しめる店がNOS ORG(ノス オルグ)だ。
店名を聞いて、わたしのように昔の学生運動や労働組合のオーガナイザーの「オルグ」が頭に浮かんでしまうような人がいるかもしれない。大間違いで、オーガニックや渋谷のオルガン坂からとった造語だ。
ちなみにNOSは亜酸化窒素ではなく、Nature Off Stageとやらで、「自由な感覚で寛げる空間」といった意味が込められているらしい。

NOSブランドの店は、青山、渋谷スペイン坂、恵比寿にあるが、このオルグは4月1日にオープンしたばかり。渋谷の東急ハンズからパルコへ向けてのオルガン坂を上ると左手にある。地下1階100坪のだだっ広い店内で、一歩踏み入れれば、客層は30歳前後から上の世代が似合いそうだなってことはすぐわかる。
バーテンダー
バーテンダーをはじめ、スタッフはイケメン

エントランスにはスタンディングバー。ここでシングルモルト白州10年の森香るハイボールをわたしは飲む。ミントが供された爽やかな味わいで650円。安い。イケメン・バーテンダーに角ハイボールはありますかと聞くと、「あります。480円です」というから、ありゃりゃ、ほんとに安い。
全144席あり、広いダイニングフロアの他に、大小4つの個室がある。まあ、これは小人数のパーティーやわたしには関係ない合コン向けだな。

社会に還元する新しい酒場のスタイル

上/こせがれ野菜のお知らせ 中/ゆとりのあるダイニングフロア 下/ゲイ専用トイレ
上/こせがれ野菜のお知らせ
中/ゆとりのあるダイニングフロア
下/ゲイ専用トイレ
オルグの素敵な点は、ふたつのNPO法人を応援しているところ。ドリンクの価格には「グリーンバード」への寄付金10円が含まれ、渋谷の街の清掃活動を支援する。料理では「農家のこせがれネットワーク」と組み、若手農家が栽培した新鮮野菜を使ったメニューを取り揃えている。
コンセプトは「SHARE PUB」(シェアする酒場)。この店で酒を飲んだり食事をしたりすることが、無意識のうちに社会に還元していたり、社会とのつながりをもたらせていたりすることを理想としている。それが環境であったり、農業であったり。簡単にいえば、ただの消費活動の場ではない、ということ。
これからの大箱の酒場ってのは、こういう社会貢献が必要になってくるのではなかろうか、と思わせる。

もうひとつ、トイレを語っておこう。普通に男2室、女2室ある中に、ゲイというのが1室あるのだ。わたしは「オオーッ」と思わず声に出して、GAYの文字を見つめた。この洒落っ気がいいじゃんか。
では次頁でオーガニックジャンク料理を紹介する。
(次頁へつづく)

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