ラフロイグのソーダ割りもうまい。 |
アイラもバーボンも旨いよ
バーで1対3の比率で飲むことがよくある。アイラモルトとバーボンである。アイラモルトはラフロイグかアードベッグ。バーボンはノブ・クリークやワイルド・ターキー。アイラもバーボンもソーダで割った時の甘味がいい。ほどよい甘味って大切で、これが旨味なんだよな。
辛いけど旨いって食べ物がある。あれって甘味が感じられるから旨いんだよな。ウイスキーも同じだと思う。
バーボンを1対3にするのはノブ・クリークもターキー8年も50度ぐらいあるから、アルコール度数を下げるためでもある。アイラの場合は、1対3ぐらいの甘味が好きだからだ。とくにラフロイグのソーダ割りはいい。一度試してみて欲しい。ラフロイグってミント・ジュレップにしても旨いし、カクテルベースとしても結構活躍するんだよな。
以上のように、バーではその夜の気分でいろいろと試す。アイリッシュウイスキーもソーダで割る。ライトな感覚が強いアイリッシュは2種類のウイスキーをミックスしてもらってソーダで割る。これはバーテンダーと私の遊び心から生まれるもの。たとえば私が「ロックスと何かをミックスしてつくって」と言う。バーテンダーが何を合わせてくるか、それが愉しいのだ。
バーによってハイボールのつくり方はいろいろだ。グラスを冷やしている店、ウイスキーを冷凍庫に入れている店もある。それぞれにそれぞれの味わいがあり、私はどんなやり方も受け入れる。
ただしウイスキー・ファン、バー・ファンの勝手を言わせてもらうと、グラスもウイスキーも常温の状態で、氷とソーダのシンプルな素材を使い、いかにエレガントで清々しい味わいをつくってくれるかが面白い。レモンピールがどうのこうのっていうのは、私の場合、そう大きな問題ではない。まったくその時の気分だ。
実はソーダについても言及しようと思っていたのだが、長くなったので次の機会とする。ソーダってのも語るとなると大変なんだな。
まあいつかはソーダについても書く。
前回の私の好きなカクテル『アイルランドを謳うシャムロック』も是非、ご覧いただきたい。
【ハイボール関連記事】
ハイボールって、なんだ?
ハイボールのベース・ウイスキーにこだわる
ウイスキーハイボールの歴史1・酒をソーダ水で割る
ハイボール考察/ウイスキーとソーダの比率
おいしいハイボール/気分次第で異なる味わいを楽しむ
サントリーリザーブ・ハイボールに香る白州モルト
ウイスキー入門者オススメ「ジムビームハイボール缶」