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ウイスキー&バー/男は読むな!いい女に贈る記事

22回女性のためにバーの真の効用を教えよう

『「孤独」のちから』という本を紹介する。この本の中に、深い心の交流をするならバーカウンター、と書かれた項がある。私は膝を打った。女性よ、バーへ、と語りつづける私を勇気づける一冊。まずは記事を読め!

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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良書に出会ったぞ!

久しぶりの“男は読むな!”シリーズ。今回は一冊の本を紹介する。30代前半の女性の友人が、「女性へ向けてバーやウイスキーのすすめを書いているあなたが、喜びそうな本がある」と教えてくれた。
 
本
『「孤独」のちから』諸富祥彦著(海竜社)¥1,400
『「孤独」のちから』(海竜社)という一冊で、諸富祥彦(もろとみよしひこ)明治大学文学部助教授が書かれたものだ。もちろん諸富氏とは面識がなく、どういう方かまったく知らない。
本のプロフィールには、教育学士、臨床心理士、日本トランスパーソナル学会会長で、カウンセリング心理の若手ナンバーワンとある。私より5歳ほど年少で40歳前半の男性であろう。

実は買い求めたものの、はじめにと第5章快適な「マイ・スペース」の見つけ方・実践編『ひとりで入れるバー、飲み屋をみつける』という項しか読んでいない。
はじめにを読むと、“ひとりでいることは、自分らしい人生を生きていくために必要である”という提案がされているらしい。なにやら昨年末に私がこのシリーズで書いた『女のひとり酒のススメ 2006』に通じる部分があるではないかと、ちと胸が躍った。
 

深い心の会話の場所

さて、本題の『ひとりで入れるバー、飲み屋を見つける』の項なのだが、私はなるほどと深く感じ入ってしまった。
女性へのバーのすすめの内容は私がこれまでこのシリーズで書いてきた内容と同じなのだが、“カウンター席で「ひとり」を練習する”を読んで膝を打った。カウンター席の丈の高いイスの不安定感が心理的に効くというのだ。
 
バーカウンター
バーのカウンター席の背の高いスツールが心理的に効くらしい
肉体の浮遊感が、心も浮遊して内面に向かい、いろんな連想が湧くという。そこから精神分析療法で精神分析を受ける人を寝椅子に仰向けに寝かせるという説明があり、でそれがなんでか、ということになるのだがここまでしか書かない。あとは本を買って読め!

だがこれじゃあ意地悪なので、次のページでは諸富氏が「人と人が深い会話をしたいなら、むしろ対面しないほうがいい」、カウンター席で隣り合った方がいい、についてキチンと教えよう。(次頁へつづく)
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