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ウイスキー&バー/男は読むな!いい女に贈る記事

17回 女性よ、スタンド・バーへ行こう(2ページ目)

8月3日に発信されたForLで『スタバ感覚で愉しむ立ち呑みバー』というコラムを書いた。今回の記事はForLの内容に少しばかり付け加えたいことがあったので、このサイトでお届けする。新しい世界へどうぞ。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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皆さん気づかれていないかもしれないが、東京にはいたるところに立ち呑みの店ってのがある。ほんとうに多い。たとえばJR中央線をひと駅ずつ降りて周辺を散策すれば、意外にあるんだなと、驚かれるはずだ。
もちろんそれらの多くは女性だけでふらり、といった店構えではない。ただ入ってみると、非常に紳士的な空気が流れている。

JR新橋周辺のちょっとすえてよどんだ世界をイメージする人もいれば、オジサンたちが管を巻いている絵がたちまちに浮かんでしまうという人もいるだろうが、そういう空気感の店ばかりではないのだ。
 

立ち呑みの世界は奥が深い

立ち呑みながら串上げのコースを出す店もある。高級食材で本格料理を出す立ち呑みだってある。これらの店に女性を連れて行くと必ず喜ばれる。店のクールさに驚いてしまうのだ。
ただ私は出かけることは少ない。気が向くと、といった程度だ。ウイスキーを置いて居る店はそんなに多くなく、置いてあっても1銘柄しかなく、選択の余地がないからだ。だからその気にならないと足を向けることがない。

その点、最近登場しはじめたスタンド・バーはいい。ForLにも書いたがスターバックスに立ち寄る感覚でふらりと行ける。私にとっては酒が豊富に揃っていることが最も有りがたいことなのだ。
ちょっと寄り道、暇つぶし。また仕事仲間や友人と無駄話をしたい時など、都合よく使いこなせるのだ。待ち合わせに使ったっていい。夜のスタバ感覚で利用できる。

こう書いてきて、立ち呑みの世界ってのは奥が深いんだなとあらためて思う。昔ながらの店も、ひとつの文化といえるほど味わい深いものがある。そして近頃の店もよく研究してつくられていて、なかなかにスタイリッシュだ。

両者を上手に使いこなせれば夜の愉しみ方、過ごし方は何倍にもふくらんでいく。ガキんちょはちょっと顔を出しにくい、大人だけの夜の空間もどんどんふくらんでいくような気もする。

まあ、とにかくだ、女性がスタバ感覚で時間を過ごせる店が誕生しはじめたことは、いいことなのである。
(photo by Eiichiro Abe)

また前回の同シリーズ『ウイスキーって、大人じゃん』もぜひどうぞ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。
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