500
アクアヴィーテ500ml・¥1,575
ちょうど一年前に聞かされた同じ言葉を、同じ女性にまた言われてしまった。
昨夏発信した『幼稚なボクちゃんが教えてくれた』の記事中で、“山崎蒸溜所 仕込み水割り オン・ザ・ロック ウイスキー”を紹介した。ローソン限定だったが置いてある店は少なく、散々にローソンを巡った彼女は「隠れた名品とあなたは書いたけど、幻じゃん」と口を尖らせたのを覚えている。

つい最近、ピュアモルトウイスキーの新製品、アクアヴィーテを『生命の水という名の佳品誕生』の記事で紹介した。
7月5日に発売されたが、彼女はその週末、アクアヴィーテを探しまわったらしい。雨の土曜の夕方から探索を開始し、夜には友人も一緒になって計12店の酒屋、スーパーを訪ねた。
「また幻じゃん。中には取り寄せてくれるって店もあったけど、名前すら知らない酒屋もあったわよ」
土曜の深夜、彼女からクレームの電話があった。

で、翌日、晴天の日曜日、大型スーパーに行けばあるだろうと目黒区内に住む私は碑文谷ダイエーに行ってみた。あるではないか。手に取りながら、彼女に申し訳ないような気持ちになった。
アクアヴィーテは限定品ではないが、認知度はいまひとつのようだ。大々的な広告展開もしないようで、ポリフェノール200mgという話題性も効果なしといったところか。
小さな酒屋にとっては、1500円のウイスキーに場所を取られるより、売れ筋の焼酎を並べたほうがいいのかもしれない。あるいは私と同じように、ウイスキーと健康というコンセプトにとまどいがあるのかもしれない。ただね、旨いものをキチンと把握して仕入れて欲しいとも思う。

 
252
アクアヴィーテ225ml・¥735
ここは読者の皆さんのまた出番である。
あの山崎の仕込み水割りも、記事を読んだ皆さんの貢献が大だったという話を聞いた。いまではローソン限定ではなく、置いている量販店も多く、料飲店での取り扱いも増えているらしい。口コミってのは凄いんだな、と再認識させられた。
広告プロモーションの力ではなく、消費者が育てる製品があってもいいじゃないか。アクアヴィーテを、旨いウイスキーを、読者の皆さんの力で息の長い一瓶に育てられたら素敵だと思う。

 

ウイスキーって、どう違うんだ?

それでは本題。別の女性から指摘されてしまった。
「健康なんて気にして自分はウイスキーを飲まないってのはわかる。でも、ウイスキーと健康に触れるのなら、嫌でも何がどうなんだって、はっきり書いてちょうだい。消化不良になっちゃう」
こう手厳しく言われた。

書きたくない理由はあるんだよね。愉快に飲みたいからね。それと2、3年前かな、TVの“あるある大事典”とかで日本酒と焼酎が比較され、日本酒が随分とマイナスイメージで語られていた。私は日本酒も大好きだから、あの時は「そりゃないよ」と腹立たしかった。

ウイスキーと健康を語るにしても、結局は他の酒との比較になってしまうんだな。
でも仕方がない。素敵な女性からの指摘には応じなくてはならない。私はほんとうに女性に弱い。(次頁へつづく)